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ダイマジック、PS2コントローラに付ける小型スピーカーで |
価格:オープン価格
代表取締役会長兼社長の浜田晴夫氏。「新技術の導入により小さなスピーカーでもサラウンド効果が得られる」と挨拶 |
都内で行なわれた発表会でダイマジックの浜田晴夫代表取締役会長兼社長は「ハードが先にくるのではなく、コンテンツを楽しむためにユーザーはハードを購入してくれる。『REO』は音像の定位が明確であること、長時聴いていても疲れないといった課題をクリアして製品化した。本格的ではなく、ちょっと楽しみたいという人でも購入できるようにコストと効果をギリギリまで突き詰めた」と挨拶。
また、同社の取締役には元スクウェアの武市智行氏も名を連ねており、発表会では壇上に立ち挨拶を行なった。「プレイステーション 2が登場したとき、これまでのゲームとの差別化を図るためにはどういったことをすればいいのかと考えていた。DVDが登場したといってもホームシアターなどはまれで、ユーザーの多くはTVに接続していた。ゲームを制作する側からいえば、よりよい環境で楽しんでもらいたいと考えているので、こういった安い価格でいい環境を整えてくれることはゲーム制作者としても、ユーザーにとっても嬉しいことだ」と語った。
「REO」には、ステレオミニジャックのアナログ入力と、S/PDIF光インターフェイスのデジタル入力のふたつを用意。ゲーム機などと「REO」を接続し、「REO」とヘッドフォン、もしくはウーファーとスピーカーなどを接続して音を楽しむ。本体ではエフェクトの“OFF”、“LIVE”、“NATURAL”切換、BASSの効果、入力のデジタル、アナログ切換、ボリュームなどをすることができる。これらの操作は付属のリモコンでも切換可能。
会場では体験コーナーが設置されていたので試したところ、ヘッドフォンでの効果については驚くほどの効果は得られないのが正直なところだろう。音の広がりに変化はあまり感じられないが、たとえばスクウェアの「アンリミテッド:サガ」を例にとると小鳥のざわめきなどが通常よりはよく聞こえ、そういった意味での広がりは感じられる。
プレイステーションのコントローラに「REO」専用の小型スピーカー「PEANUTS」をアタッチメントで取り付けたところ、ウーファの威力も大きいが「この小さなスピーカーからこれだけの音が出るのか」と思うほどの迫力があった。もちろんキチンとしたサラウンドシステムに比べるまでもないが、見た目よりは迫力を感じられる。
体験会場はあちこちから音が聞こえてくる環境なので、なかなか厳密な意味での効果を計ることは難しい。できることなら一度体験した上で購入を検討してみてはいかがだろうか。
(2002年12月19日)
[Reported by 船津稔]
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