|
PS2「ギルティギア イグゼクス」ファーストインプレッション |
価格:6,800円
「ギルティギア イグゼクス」は、アーケード版からの移植タイトル。個性溢れるキャラクタたちが登場する格闘ゲームだ。アニメのように滑らかなキャラクタの動きや、複雑で奥の深いストーリー、繋ぎ方次第で強力な威力を発揮する連続技など、様々なポイントが幅広いユーザー層を引き付けている。11月3日に開催された「第3回 ギルティギア ゼクス フェスティバル」では、「ギルティギア イグゼクス」の最強プレーヤーを決める全国決勝大会も実施。4,977名ものプレーヤーが7月より全国各地で開催された予選に参加し、会場には1,400人以上が来場するほどの人気ゲームだ。
移植で気になるのは、どれほどアーケード版に近いデキになっているか。前作の「ギルティギア ゼクス」を移植したPS2用ソフト「ギルティギア ゼクス プラス」では、クオリティはほぼ完璧だったが、残念ながらロード時間がとても長かった。さて、PS2版の「ギルティギア イグゼクス」ではどうだろうか。
プレイした感想としては、「メチャクチャ早い」。アーケード版はNAOMIのGD-ROMを採用しているためにロード時間があり、キャラクタをセレクトして暗転してから少しもたついていた。しかし、PS2版ではそれすらなく、体感速度としてはアーケード版以上の快適さだと言える。もちろん、クオリティもアーケード版そのままで、キャラクタの滑らかな動きやエフェクトも再現されており、連続技もアーケード版と同じように使用できた。プレーヤーから「ハードが違うから完全移植は不可能なのでは……」という意見を聞いたことがあるが、これまでプレイしたところアーケード版にひけをとる部分はまったく見つからない。
また、一部ユーザーが指摘していた試合中に表示されるキャラクタの名前が赤くなっているという点だが、オプションでオリジナルの青と、PS2版の赤に自由に切り替えられることが判明。実際プレイしてみるとわかるのだが、プログレッシブ対応のテレビやモニタでプレイするならともかく、通常の家庭用テレビで遊ぶにはオリジナルの青い表示ではとても見づらい。逆に、赤い文字の方がクッキリとしていて見やすく感じた。どうしてもアーケード版と同じ環境でプレイしたいならばオリジナルに変えることもできるが、デフォルトのPS2版の赤のままがオススメだ。
【PS2版】 | 【オリジナル版】 |
---|---|
静止画ではわかりづらいが、実際にプレイしているとオリジナル版ではチカチカして見難いステージがある。プログレッシブモードで高解像度のモニタに映せば、オリジナル版でも見やすい |
ストーリーモードでは、試合開始前にいきなり攻撃を受けて体力が減ったまま戦う場面も。カッコイイ演出が多いので、ぜひとも全キャラの全ストーリーを見てほしい |
「相手の体力が自然に回復する」、「常に自分の体力が減少する」、「自分の体力がゲージ半分からスタート」など厳しい条件が多い。なかにはどうやったらクリアできるのかまったくわからないものもある |
連続技や必殺技を当てればレベルが上がりやすいようだ。なるべくダメージを受けないように慎重に戦いたい | レベル10毎に登場する「ボスキャラクタ」は、全身黒ずくめ。動く早さや攻撃力は通常と変わらないのだが…… |
□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/
□アークシステムワークスのホームページ
http://www.arcsy.co.jp/
□「guiltygearx.com」のホームページ
http://www.guiltygearx.com/
□関連情報
【GUILTY GEAR Watch】
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/rensai/ggxx/
(2002年11月22日)
[Reported by 田名網陽平]
GAME Watchホームページ |
|