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新宿・ロフトプラスワンにて「素っ頓狂ゲームショウ2002」開催!
豪華ゲームクリエイターたちが集合



司会の結城氏。7時間にもわたる、ともすれば脱線しそうなイベントを見事に進めた。
 11月17日、新宿・ロフトプラスワンにおいて、クリエイター集団「アウダス・プロジェクト」主催による「素っ頓狂ゲームショウ2002」というゲームのイベントが開催された。

 15時より22時半という長時間で開催されたこのゲームイベント、ゲストはスクウェアのPS2「半熟英雄 対 3D」のプロデューサー兼ディレクターの時田貴司氏、ビクター インタラクティブ ソフトウェアから発売されたPS2「チュウリップ」のディレクター木村祥朗氏、セガのPS2「Rez」のサウンドクリエイターを務めたウエブマスターの杉山圭一氏、PS「クーロンズゲート」などを手がけた井上幸喜氏といったゲームクリエイターをはじめ、映画ライターのジャンクハンター吉田氏、「新ファミコン小市民」というサイトでファミコン音楽をギターで演奏しているオクダカク氏、東京ゲームショウにブースを出展したIGF(インディペンデンス・ゲーム・フェスタ)の方々と、実に多彩。和やかながらも熱いイベントとなった。

 時田氏、木村氏、井上氏、さらにPS「MOON」のキャラクタデザインを手がけた倉島一幸氏、「チュウリップ」のCGデザイナー保田紀之氏、曲を手がけた谷口博史氏を加えたトークでは、ゲームの開発秘話から、ゲームでの倫理の問題、さらに業界への提言までスケールが広がっていった。全員が基本的に酔っぱらっていて、時々話がループしたりもするのだが、「ゲームの面白さ」、「ゲームでしかできないことを探す」、「ひとつの方向だけではなく、多彩な方向にゲームは広がって欲しい」といった、ゲストたちのゲームへの強い想いが伝わってきた。

 また、漫画家のみずしな孝之氏、「PRIDE」にも出場しているプロレスラーのアレクサンダー大塚氏といったゲストも登場。吉田氏の紹介する海外のシネマゲームや、カプコンの広報・田中サラ氏が特別に持ってきた2003年2月に発売が予定されているPS2「PRIDE」の開発中バージョンをプレイ。観客も皆、ゲームが好きな人たちばかりということもあって、プレイをするゲストたちに暖かい声援を送っていた。


左より木村氏と時田氏。ゲーム制作に関して、熱い想いを語った。 中央左より井上氏、倉島一幸氏。井上氏は特にゲームでの倫理問題に対して鋭い意見を。 保田紀之氏、谷口博史氏を加えてさらに濃いトーク。保田紀之氏のハジケっぷりが会場を沸かせた。
杉山氏は数々のゲーム音楽の他、バンド活動も行なっているとか。自作楽器も制作していて、写真は「パックスパワーグローブ」。他にも「ブルーワーカー」を楽器に改造している。 右よりアレクサンダー大塚氏と、“ここにいないことになっている”みずしな氏。
IGFの左より柿崎氏、梶井氏。ゲームショウ出展の話のほか、会計報告を見せてくれた。 ゲーム・映画ライターとして知られる吉田氏。さまざまな海外シネマゲームを紹介した。 オクダカク氏はファミコンの音楽を、メタルのギターテクを駆使して熱演。会場を沸かせた。


□アウダス・プロジェクトのホームページ
http://www.audus-p.com/

(2002年11月18日)

[Reported by 勝田哲也]


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