Microsoft、英レアを買収 「パーフェクトダーク」の続編も開発中
9月24日 発表
米Microsoftは現地時間の24日、英国の大手開発会社レア (Rare) を買収したと発表した。買収金額は3億7千500万ドル。Microsoft傘下となり、今後はXboxのゲームを開発することとなる。
レアは、スーパーファミコンからニンテンドウ64へプラットフォームが移行し、ゲームが3Dへと変貌を遂げるときに任天堂と協力し、任天堂ブランドで多数のゲームをリリース。「ドンキーコング64」をはじめ「バンジョーとカズーイの大冒険」といった3Dアクションから始まり「ゴールデンアイ 007」、「パーフェクトダーク」といった一人称視点のアクションシューティングまでヒット作品を生み出した。特に米国をはじめとした海外市場では絶大なブランド力を誇る。最新作は26日に日本でも発売されるニンテンドーゲームキューブ用の「スターフォックス アドベンチャー」。
レアの会長兼ディレクターのChris Stamper氏はリリースにおいて「レアの使命は、可能な限り多くのゲームファンに向けて最も優れたゲームを開発することにあります。マイクロソフトとの連携は、この使命を実現できる最高のチャンスです」とコメント。これに対してMicrosoftのゲーム部門を統轄するEd Fries氏は「こんなに興奮したのは、レア社のゲームを初めてプレイして以来のことです。1ゲームファンとして、レア社の新作の発表はいつも心待ちにしていました。どんなジャンルになるのかわからないことが多いのですが、そんなことはどうでもよかったのです。どうせ素晴らしいゲームであるに決まっているのですから」と喜びのコメントでもって迎え入れている。
レアはすでにXbox用ゲームの開発に入っており、第一弾は「Kameo」で欧米では2003年春には店頭に並ぶという。また、欧米では人気の高いFPS「パーフェクトダーク」の続編を開発中だという。同社は今後2年間に今後2年間にレーシング、シューティング、アクションゲームなど5タイトルの発売を予定しているという。
□Xboxのホームページ
http://xbox.jp/
□ニュースリリース
http://xbox.jp/news/xbox/x_release20020925.html
(2002年9月25日)
[Reported by 船津稔]
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