【東京ゲームショウ2002】Blizzard、コンソール向けに「Starcraft: Ghost」を発表 |
会場:幕張メッセ
Blizzard Entertainmentは、東京ゲームショウ2002において、同社久々となる新作タイトル「Starcraft: Ghost」を正式発表した。ショウ初日は日本での販売を担当するカプコンのメインステージにて正式発表が行なわれ、同時にホテルニューオータニの会議室の1室を終日借り切る形で、日本のプレスを始め、全世界のプレスに対してデモンストレーションを行なった。
彼女がヒロインのNova。Ghostのため色気はほぼゼロ。走るとポニーテールがふりふり揺れる |
満面の笑顔で発表を行なう第六開発部の中里部長 |
内覧会にはBlizzard副社長のBill Roper氏もオブザーバーとして出席。終始ご機嫌の様子だった |
時代設定は、「Starcraft: Brood War」の終盤あたりから、未発表ながらすでに開発には着手していることが予想される「Starcraft II」の手前までを想定しているようだ。主人公となる女GhostはNovaと名付けられている。
「Starcraft: Ghost」の具体的なゲーム内容の紹介に入る前に、同作の魅力の核となるGhostについて簡単におさらいしておくと、「Starcraft」に登場する3つの種族、Terran、Zerg、Protossのうち、Terranで生産できる上級ユニットがGhostだ。Terranはフル武装した人間や、人間が搭乗したSF兵器などのユニットが大多数を占める中、Ghostは遺伝子操作によりサイオニックパワーを得たミュータントという設定で、単騎で敵国を壊滅させる能力を秘めた同作最強の人型ユニットとなっていた。
「Starcraft」では、姿を消して移動できるクローク能力、爆風により建物の機能を一定時間停止させるロックダウン、そして戦術核のターゲット指定および要請を行なうニュークリアストライクといった、パワフルなゲリラ能力を保有していたが、「Starcraft: Ghost」でもこうしたGhostのユニークさを存分に活かした設定になると思われる。
「Starcraft」ではGhostの最大の魅力だった自らを透明化するクローク能力や、これまた大きな魅力である敵施設を一時的に無力化するロックダウン能力、そして敵の意表をついた戦術を行なうための加速能力を備えていた。また、スニークアクションものにはなくてはならない光学兵器のたぐいも標準で使用可能となるのではないだろうか。
「Starcraft: Ghost」の発売時期は2003年か2004年を予定。カプコンサイドは2003年内の発売を希望しているが、Blizzardのことだから、最終的にいつ発売されるかはまさに「神のみぞ知る」といったところ。ともあれ、彗星の如く登場した日米共同の大作の今後に期待したい。
グラフィックエンジンはオリジナル。プラットフォームごとに別のデベロッパーを使い、そのとりまとめをBlizzardが行なっているということだ。彼女の柔らかな動きに注目 |
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□Blizzard Entertainmentのホームページ
http://www.blizzard.com/
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「StarCraft: Ghost」の公式ページ
http://www.blizzard.com/ghost/
(2002年9月20日)
[Reported by 中村聖司]
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