レッドとMS、音声認識を使った美少女ロボット育成シミュレータ
Xbox「N.U.D.E.@ Natural Ultimate Digital Experiment」

9月19日 発表

 株式会社レッド・エンタテインメントとマイクロソフト株式会社は、「天外魔境」シリーズや「サクラ大戦」シリーズを手がけてきた広井王子氏が総合プロデュースするXbox用育成ソフト「N.U.D.E.@ Natural Ultimate Digital Experiment」を発表した。発売日は2003年春を予定しており価格は未定。9月20日から開催される「東京ゲームショウ2002」において映像が公開される。

 同社では「N.U.D.E.@」は同居型コミュニケーションドールとジャンル分けしており、ほとんど知能のない美少女ロボット「P.A.S.S.」をコミュニケーションをとおして育てていくという育成シミュレーション。「N.U.D.E.@」では音声認識技術と、「株式会社東芝 iバリュー クリエーション」の制作したリアルタイム音声合成技術が採用されており、キーポイントになっている。ユーザーはXboxの周辺機器として発売が予定されているマイク付ヘッドセット「Xboxボイスコミュニケータ」を使ってコミュニケートしていく。

 ロボットは当初単語を繰り返すだけ。そのうち会話を交わすことができるようになり、微笑んだり怒ったり、悲しんだりといった感情も表現するようになる。iバリュークリエーション社の技術ではこれまでの同様のゲームとは違い、異なる個人情報に柔軟に対応することが可能なのだという。これらの会話はドルビーデジタル5.1chで再生される。

 同作品について広井王子氏はリリースにおいて「手塚治虫の『アトム』以降、人間のようなロボットが少年たちの夢(未来)となりました。21世紀は、その夢が形になる時代だと思います。ゲーム機の中に人格らしきものが生まれる瞬間を体験できないだろうか。と本作品は企画されました。この初号機は、いまだ未完成の実験機として皆様の家庭に送り出される予定です」とコメントしている。

 広井氏は総合プロデューサーを務め、「天外魔境4」や「北へ」を制作してきた株式会社ロケット・スタジオが開発を担当している。すでにホームページが設立されており、美少女ロボット「P.A.S.S.」と思われる女性の姿だけを確認することができる。



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いとうせいこう氏
 マイクロソフトは「N.U.D.E.@」を含め多数のソフトを「東京ゲームショウ2002」に出展する。伊藤ガビン氏が制作している「戦場の出前持ち」、ハードディスクを使い時間を操る「ブリンクス・ザ・タイムスイーパー」、そして「格闘超人」、映像出展としては「Halo 2」、「MechAssault」、「Midtown Madness 3」などが出展される予定となっている。またステージイベントではいとうせいこう氏をはじめ、吉野紗香さんなどが登場する予定だ。

【戦場の出前持ち】
詳しい内容は明日以降公開されるのだが、このスクリーンショットを見ても何がなんだか。謎は深まるばかりでございます


□Xboxのホームページ
http://xbox.jp/
□ニュースリリース
http://xbox.jp/news/xbox/x_release20020919_2.html
□「N.U.D.E@」のページ
http://xbox.jp/software/NUDE/

(2002年9月19日)

[Reported by 船津稔]

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