サイバーフロント、「Medieval: Total War」を9月20日に発売
中世ヨーロッパの総力戦をフル3Dで再現

騎兵同士の野外決戦シーン
9月20日発売予定
価格:8,800円


 株式会社サイバーフロントは、中世ヨーロッパを舞台にした3Dリアルタイムストラテジー「Medieval: Total War」を日本語マニュアル付きで9月20日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は8,800円。

十字軍遠征をここまで精細にリアルな形で再現したのは同作が最初だろう
 「Medieval: Total War」は、英国のデベロッパーThe Creative Assemblyが開発したリアルスケールで展開される壮大なリアルタイムストラテジー。前作は「Shogun: Total War」といえばピンと来るRTSファンも多いはず。同作は北米市場ではElectronic Artsが発売し、日本でもエレクトロニック・アーツ・スクウェアが日本語版を発売している。ゲームの舞台を日本からヨーロッパに移したのが「Medieval: Total War」である。

 「Medieval: Total War」は、西はスペイン、北はノルウェー、東はロシア、南はエジプトという広大な地域を1枚のマップとして収録し、欧州統一を目指して他国への侵略を繰り返していく。英仏の100年戦争をはじめとしたヨーロッパ戦争のみならず、イスラム世界との死闘や十字軍遠征など、中世ヨーロッパ世界の紛争を丸ごと盛り込んだ贅沢なゲーム性が最大の特徴である。

 システムおよびグラフィックは前作をベースに改良を加えたものを採用し、前作の最大の醍醐味だった数百、数千同士の兵力による決戦システムはそのまま受け継がれている。今回は、上記の決戦に加え、バリスタやキャノンなど様々な攻城兵器を使った大規模な包囲攻城戦が楽しめる。1マップに登場する兵士数は最大1万人にもおよび、前作をより大規模にリアルにしたような印象だ。

 国を統治する王には、Influence(指導力)、Piety(信心)、Dread(畏敬)、Command(統率力)、Acumen(明敏)といったステータスが用意され、その能力により、執るべき国家戦略が異なってくる。時には王女を嫁に出して同盟を結ぶといった外交戦略も必要になるようだ。歴史好きのRTSファンにお勧めしておきたい作品だ。

戦略フェイズの画面。エル・シッドやウィリアム2世など、ヨーロッパ各地の英雄たちの名前が確認できる。コーエーの「信長の野望」シリーズと同じように、戦略フェイズで大局的な行動を執り、決戦はRTSで行なうといった感じでゲームは進んでいく

決戦シーン。遙か遠くの景色まで美しく描画され、手前には数千のユニットがもみ合っている。この凄まじい臨場感が同シリーズ最大のウリだ

(C) 2002 THE CREATIVE ASSEMBLYTM

画面はすべて開発中のものです

□サイバーフロントのホームページ
http://www.cyberfront.co.jp/
□「Medieval: Total War」のホームページ
http://www.cyberfront.co.jp/title/pc/TOTALWAR/Index.htm

(2002年8月8日)

[Reported by 中村聖司]

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