★ピックアップ アーケード★

XIISTAG(トゥエルブスタッグ)
連載:第1回

  • ジャンル:シューティング
  • 発売元:タイトー
  • 開発元:トライアングル・サービス
  • 料金:1プレイ100円
  • 稼動日:稼動中

【ゲームの内容】

 縦画面、縦スクロールのシューティングゲーム。前方を攻撃するメインショットは5段階にパワーアップ。レバーを横方向に入れ、すぐさま反対側に入力すると“サイドアタック”が出せる。反対側に素早く2回入力すればサイドアタックレベル2になり、より強力な攻撃が繰り出せる。機体後部でバックファイアアタックが可能。サイドアタック(レベル2)とバックファイアアタックで敵を倒すと得点に倍率がかかり、最大12倍になる。倍率は時間の経過とともに下がっていく。Bボタンで使用した瞬間無敵になれるバリアが張れる。バリアで消した敵弾はスコアに変換される。全8ステージ構成。



シンプルな弾避けが楽しめるシューティング

初心者にキビシイSGTが多いとお嘆きの貴兄にオススメしたい
 「トゥエルブスタッグ」は、豪雨のごとき敵弾が自機を覆うシューティングゲームに対する、ある種のアンチテーゼともいうべきアプローチをもった縦スクロールシューティングゲームだ。それは、本作のキャッチコピーが「シューティングの主役は弾幕じゃねぇ、自機だ。いや、プレーヤーだ!」とパンフレットに明記されていることからも明白である。

 ボスはそれなりに派手な攻撃を仕掛けてくるが、それでも弾幕というほどの量ではない。ザコをきちんと処理していけば、1~2面の道中は敵弾をほとんど見なくて済むほど。全般を通して難易度は低めで、シューティングゲームときいて「いや、俺、才能がないから……」などと即尻込みをしていた人には、特にオススメしたい。

 ただし、難易度が低いというのは、あくまでもクリアを最優先にしたときの話。これが「スコアアタック」になると、難易度はプレーヤーの見切り具合でいかようにも変化する。要は“いかに崖っぷちギリギリまで攻められるか”ということで、クルマやバイクのコーナリング同様、自分が大丈夫だと思える領域までガンガン攻めればいい。

 本攻略記事は、敵弾のあまりの多さにシューティングを卒業(もしくはリタイア)してしまった人たちが戻ってこられるよう、なによりもクリアを前提とした内容でお届けする予定だ。「もう、自分にクリアできる新作シューティングなんてないよ」と思っていた人も、本記事を参考に、クリアしたときの達成感をもう一度味わってほしい。


基本システム解説

【メインショット】
Aボタンで前方を攻撃。パワーアップアイテムを取ることで5段階まで強化される

【サイドアタック】【サイドアタックレベル2】
まずレバーを横に入れ、反対方向に素早く入れれば自機の真横を攻撃できるサイドアタックが出る。素早く2回レバーを入れればサイドアタックレベル2で、本機最大の攻撃力を誇る。レバーを小刻みに素早く左右にふり続ければ、サイドアタックレベル2が左右に連続で繰り出せる。サイドアタックで倒した敵には倍率がつき、最大で12倍のスコアが入る。なお、サイドアタックで敵を倒しつづけないと、一定時間が経過するごとに倍率も下がっていく。現在の倍率は、画面左下に小さく表示される

【バックファイアアタック】【バリア】
機体下部から出ている火(バックファイア)を敵に当てて、あぶるように攻撃する。攻撃力は小さく、耐久力の低いザコ以外は追突されないように注意。サイドアタック同様、敵を倒すとスコアに倍率がかかる 発動直後からバリアの範囲内は無敵で、接触不可の敵にも重なれる。一定時間が経過すると消滅。バリアで消した敵弾はスコアに変換される

【パワーアップアイテム】
【パワーアップ】【バリア】
パワーアップは、メインショットの威力が上がる。バリアは取るとストックがひとつ追加される。ストック数は最大5つ。パワーアップはザコや敵パーツを15個、バリアは101個目を破壊したときに、それぞれ出現する。道中のザコは、なるべく逃さずに倒していきたいところだ


ステージ1 ~まずは(左の)腕ならし~

“いかにも”という敵の出現パターンなど、ベーシックな要素が詰まっている。ここから徐々にステップアップしよう
 ステージ1は、本作のシステムを身体で覚える第1歩。まずは、画面上から飛来してくる敵機を、画面中央でレバーを左右にふりながらサイドアタックで倒していこう。

 ちなみに、レバーをふるときは軽めに握ると疲れないですむ。やたらと力んでレバーをガチャガチャやっている人をたまに見かけるが、これは血圧も上がるし筐体にも優しくない点でよくないだろう。

 下からくるザコは、バックファイアアタックで倒せる。上からくる敵と一緒に倒すときは、レバーを左右に大きくふっていると敵機に横から体当たりをしてしまうことがあるため、素早く小刻みにふるよう心がけたほうがいい。これを身につければ、敵弾を避けながら左右を通り過ぎる敵をサイドアタックで倒せるようになる。

 サイドアタックは全攻撃中でも最大の威力を誇るが、クリアを優先するときは無理に使わなくてもいい。必要なときだけメリハリをつけて使うのがベストだ。だいいち、しょっちゅうレバーを振っていたら疲れてしまうし、集中力や注意力も低下してしまう。

 パワーアップアイテムは、バリア以外は無理に取りに行く必要はない。近くに寄ってきたアイテムだけを、サッと取る感覚でOKだ。

 ボスキャラクタは、身体の中央から弾を吐き出してくる。メインショットを使う場合は、画面下で敵弾を避けつつひたすら連射していればアッサリと倒せる。周囲のヒレと胴体の一部を破壊するとアタマを伸ばしてくるが、攻撃してこないからビビらずショットを撃ち込もう。

 サイドショットを使う場合は、なるべく距離をおいてサイドショットレベル2を使うこと。あまり接近しすぎると、敵弾を回避するゆとりがなくなる。また、ボスは一定のリズムで攻撃と沈黙を繰り返すため、慣れないうちは弾をキッチリ避けてから反撃したほうがいい。

 ボスが大爆発を起こしているときも、決して油断しないように。たまに、爆風の中から断末魔の敵弾が飛んでくることがあるからだ。

上からくる敵はサイドアタックで一掃。下からくる敵はバックファイアで自滅してくれる ボスは最初に白い針弾を出してくる。砲台はすぐ壊せるがぶつからないように注意 サイドアタックで攻撃するときは、赤弾の周期に合わせて弾の来ないときに接近しよう


《 ステージ分岐について 》

 いくつかのステージには、特定の条件を満たすことでザコ敵やボスキャラクタの出現パターンが変化する「ステージ分岐」が存在する。今はまだその全てを明かすことはできないが、どちらに分岐した場合も、難易度が極端に違うといったことはない。

 目安としては、ザコキャラクタの出現パータンが違うとか、ボスキャラクタの色と攻撃パターンが違うといったものがある。分岐点に気付いた人は、それまでに登場する敵キャラクタをなるべくサイドショットで倒したり、もしくは適当に見逃すなど、色々と試してみるといいだろう。


ステージ2 ~初のステージ分岐が登場~

 ステージ2は、ステージ1同様に空中戦となる。左右や後ろから出現するザコ敵は、サイドアタック、バックファイアアタックで倒していこう。

 その後、背後から中型戦闘機が出てくるが、これは耐久力があるのでバックファイアで倒そうとすると体当たりされてしまう。バックファイアであぶりながら中型戦闘機の動きに合わせて前進する手もあるが、サイドアタックで倒したほうが安全だし、なによりも手っ取り早くていい。また、自機を画面下に置いておくと下から追突されやすいので、少し上をキープしておいたほうがいいだろう。

 ここで、後方から中型機ではなく“上から戦闘機やロボットが出てきた”場合は、ステージが分岐した証拠。こうなったらもうけもので、サイドアタックを使えば撃破数とスコアがさらに稼げる。

  分岐ルートから合流すると、中型機の後に大型の戦闘機が出現し、弾をばらまいてくる。ボス前に出現する4機の三角形の戦闘機には、特に注意が必要。左右から出てくるため、いきなり接近してサイドアタックを狙うと弾の直撃を受けやすい。

 そこで、弾を撃ってくるタイミングに合わせて下がりながらサイドアタックを出し、弾を誘導してかわすといいだろう。弾は一度しか出さないので、いったんかわしてから撃ち込みにいくのもいい。

ロボットが出現すると分岐している証拠。敵の数が増えるのでどんどんサイドアタックで倒していく 後方からの中型機はサイドアタックで対処。無理にすべて壊そうとしてぶつからないように ボス前の大型機は赤い弾を撃ってくる。撃つタイミングを覚えて、かわしながら壊していこう

ステージ2ボス

 このボスキャラクタはふたつの形態をもっており、最初は翼の大きな戦闘機で登場し、ダメージを与えると大型ロボットに変化する。

 ボスはまず、後方から出現する。戦闘機形態のときは、重なってもダメージを受けることはない。これを利用して、ボスが出てきた瞬間から真上に乗り、レバーを思いきり左右に降ってサイドアタックを敢行するといい。これで、ボスが弾を出す前に戦闘機の形態を破壊することができる。これがもっともベストかつクールな方法だ。ただし、撃つのが遅れると直撃をくらうので要注意。

 ボスが大型ロボットに変形したら、最初に出してくる赤弾に注意。この弾は高速でばらまいてくるため、非常にかわしにくい。できるだけ離れて、動きながら大きくかわすようにしよう。かわせそうもないときは、迷わずバリアを展開すること。

 ボスはその後、広範囲に赤弾をばらまいてくる。このときにボスから離れていれば、ボスは時計回りに回転しながら白い針状の弾を撃つモードになる。このときが撃ち込むチャンス。正面からメインショットで撃つか、横に回り込んで威力の高いサイドショットでダメージを与えよう。このときに効率良くダメージを与えれば、さほど時間がかからず倒すことができる。

 このステージは、ボスの色が変わることがある。通常は青色をしているが、ある条件を満たすと赤い状態で登場する。赤いボスは、白い針弾を撃つときの動きがかなり違う。その場で回転して撃つだけではなく、円を描くように回ったり、左右に大きく移動したりするのだ。この場合はサイドアタックにこだわらず、メインショットで狙っていったほうが安全といえる。

ボスは後方から出現する。弾を撃たれる前に真上に乗り、サイドアタックで勝負だ 大型ロボットに変形した後は距離をとって赤弾を大きくかわす。この赤弾がもっとも危険
ボスが白い針弾を撃ちながら回り始めたら、横に回り込んでサイドアタックを連射 赤い大型ロボットが出現!! 動きがトリッキーなのでメインショットで確実にダメージを与えよう


第1回総括

 「トゥエルブスタッグ」の素晴らしさは、なんといってもその適度な難易度にある。数年以上シューティングから遠ざかっていても、弾をかわしたことのある人なら、まず大丈夫。怖いのは、ステージ2ボスが最初に出してくる赤弾攻撃のみ。この攻撃さえ逃げ切れれば、ノーミスでステージ3に進むこともさほど難しくない。

 「現在のシューティングは難しすぎやしないか?」そう疑念を抱きつつも、自分の腕の未熟さに萎えていたプレーヤーは多いはず。そんな人こそ、ぜひこのゲームをプレイしてほしい。

※【トゥエルブスタッグ】 第2回攻略記事は8月9日掲載予定です

(C)2002 TAITO CORP.

□タイトーのホームページ
(7月26日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.taito.co.jp/

(2002年7月26日)

[Reported by ウリアツ上夫]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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