ファイプロのスパイクだけに、内容はすでに折り紙つきも同然。プロレスの歴史と最新事情を反映したシリーズ直系作品が遊べる日は、すぐそこまできている!

　株式会社スパイクは、プレイステーション 2用ソフト「キング・オブ・コロシアム（赤）～新日本×全日本×パンクラス ディスク～」を9月に、「キング・オブ・コロシアム（緑）～ノア×ZERO-ONE ディスク～」を11月に、それぞれ発売する予定。価格は未定。

　「キング・オブ・コロシアム」は、プロレスゲーム作りに定評のある同社が、満を持して世に送り出す“夢のプロレス”ゲーム。国内のメジャー団体や総合格闘技団体に所属するプロレスラーや格闘家が実名で登場する。なお、将来的には往年の名レスラーやインディー系レスラーなどを完全網羅したいとしている。

　こうした“夢のオールスター戦”を実現するシステムが、追加ディスクの存在。本作は、Vol.1として9月に「キング・オブ・コロシアム（赤）～新日本×全日本×パンクラス ディスク～」の発売を予定。これに、11月発売予定の「キング・オブ・コロシアム（（緑）～ノア×ZERO-ONE ディスク～」を読み込ませると、それぞれの団体をひとつのゲームに参戦させることが可能になるという。

　ゲームシステムは、同社のプレイステーション用ソフト「全日本プロレス～王者の魂～」のクラッチシステムをベースに、総合格闘技における攻防をもりこんだ新システムを搭載。これにより、プロレスと総合格闘技の融合を実現するとしている。

　クラッチシステムとは、相手をつかんだ状態から、腰を落とした瞬間にボタンを押すというもの。入力に失敗すると返し技が発生する。これを総合格闘技の攻防におきかえると、タックルに入った直後にボタンを押すことで、打撃、関節、スイープなどに展開する。

　選手は、実名とオリジナル選手を含めると約250人が登場予定。コスチュームは、入場時を含めると約1,500着、技数はアピール、フェイントを含め約2,200種類、入場曲はオリジナル楽曲を含め約150曲というボリュームを誇る。

　リング上の興奮を伝える実況役に、フリーアナウンサーの辻よしなり氏を起用。ゲスト解説には、元UWF～新日本プロレスの山崎一夫氏、プロレスリング・ノアの百田光男氏を起用。また、PS「全日本プロレス～王者の魂～」に引き続き、故・ジャイアント馬場さんも登場する予定。

■ 参加団体および選手

【Vol.1ディスク】

• 新日本プロレス
  藤波辰爾、佐々木健介、蝶野正洋、永田祐志、長州力（フリー） 他
  
• 全日本プロレス
  ジャイアント馬場、武藤敬司、天龍源一郎、川田利明、太陽ケア 他
  
• パンクラス
  船木誠勝、鈴木みのる、近藤有己、高橋義生、菊田早苗、謙吾 他
  
• U-FILE CAMP
  田村潔司

  【Vol.2ディスク】
  

• プロレスリング・ノア
  三沢光晴、小橋建太、田上明、秋山準、大森隆男、高山善廣（フリー） 他
  
• ZERO-ONE
  橋本真也、大谷晋二郎、高岩竜一 他

【スクリーンショット】

□スパイクのホームページ
（7月26日現在、この製品に関する情報は掲載されていない）
http://www.spike-online.net/

(2002年7月26日)

[Reported by 北村孝和]