Origin、「Ultima Online: Age of Shadows」を正式アナウンス
自由なデザインで家の増築・改築が可能に
2003年春発売予定
価格:未定
「Ultima」シリーズの開発などで知られる米Electronic Artsの開発子会社Origin Systemsは、「Ultima Online」の次期拡張キット「Ultima Online: Age of Shadows(邦題:ウルティマ オンライン-正邪の大陸-)」の開発を正式アナウンスした。発売時期は2003年春を予定し、価格は未定。クライアントは現行どおり、2D、3Dの両対応になるとしている。正式発表はまだだが、日本での取り扱いは確実といえそうだ。
「Ultima Online: Age of Shadows」は、同社の表現によれば「これまででもっとも大規模な拡張プログラム」。その内容は大きくわけて3つの項目からなる。
・ハウスデザインツールの搭載
UOの魅力の根幹となっているのが「家」の存在だ。新シャードが立ち上がれば、UOユーザーは不眠不休で家の資金を貯め、一等地の確保を狙い合う。そうして手に入れた家は、さまざまなアイテムで装飾され、生産活動の場、職業訓練の場として、多様な楽しみをプレーヤーに提供してくれる。「Ultima Online: Age of Shadows」では、この家のシステムそのものを大幅に拡張する。
「ハウスデザインツール」は新規の家、既存の家の両方に適用され、従来は既製品のみだった家の外装デザインを自由に設定し、部屋の間取りや仕切など内装にも手を加えられるようになるという。
・新しい2つの職業の追加
「Ultima Online: Age of Shadows」では、パラディンとネクロマンサーという2種類の職業が追加される。ネクロマンサーについては、Mageの派生系スキルのひとつとして以前からアップデート予定リストに入れられていたもので、現在、Elemental系モンスターが出す、怪しいアイテムがネクロマンシースペルを唱えるための触媒(秘薬)になるものと予想される。「Ultima Online: Age of Shadows」ではついにネクロマンシースペルが使用可能になるわけだ。
一方のパラディンの内容については不明だが、ネクロマンサーのカウンター勢力として用意されたのは明らか。この両者が「Age of Shadow」シナリオで重要な役割を担うものと見られる。
・新しい土地の追加
そして両者の激突の場、あるいは活躍の場として、また新たな土地がゲームに追加される。その規模、中身については不明ながら、家が建築可能な土地も含まれるということだ。
発売はまだ少し先だが、Originの発表どおり強力なアドオンといえそうだ。
□Electronic Artsのホームページ
http://www.ea.com/
□エレクトロニック・アーツ・スクウェアのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□ニュースリリース
http://www.jp.uo.com/news.html
(2002年7月18日)
[Reported by 中村聖司]
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