任天堂、SCEI、セガ、カプコン……数多くの新作を
プレイアブルで体験できる「第16回次世代ワールドホビーフェア」

開催場所:幕張メッセ 展示ホール2、3

開催日時:7月13日~14日 9:00~16:00

入場無料

 7月13日、ゲーム、ホビー関連のイベント「第16回次世代ワールドホビーフェア」が幕張メッセで開幕した。期間は14日までで、開場時間は9時から16時まで。次世代ワールドホビーフェアは毎年2回開催され、冬の展示会は大阪、名古屋、福岡など各地で開催されるが、夏の展示会は幕張メッセのみで開催されている。

 基本的に低年齢層をメインターゲットとした展示会ではあるが、数多くの新作ゲームやホビー関連製品がズラリと並ぶ展示会として見逃せない。今回の展示会場に入るといきなりソニー・コンピュータエンタテインメント、セガ、任天堂といった大手メーカーがズラリと並び、数多くの最新ゲーム機の試遊台が並んでいる。本日午後まで取材したが、本日は天候が良かったこともあり相変わらずの人出で、ゲームを楽しむのも大変だとは思うが、ゲームファンにとっては注目のイベントであることには間違いない。


■ 数多くの新作ソフトが展示されているが
メインは「ソニック」と「スーパーモンキーボール2」

 セガのブースでは新作ソフトがズラリと展示されており、すべて遊ぼうと思うとそれなりに大変だ。基本的にステージがふたつ組まれており、大きく分けて「ソニック」シリーズとスーパーモンキーボール2」の2つが目立つ展開となっている。それぞれのステージではゲーム大会が行なわれており、勝つとぬいぐるみなどの景品をゲットできる。ただしステージに参加するまでの行列は長く、かなり厳しいかもしれない。

 そんな中、初出展となるのはゲームボーイアドバンス「ソニックアドバンス2」、「ソニック メガコレクション」。初出展とは思えないボリュームで、かなり遊べる仕上がりだ。「ソニック メガコレクション」はこれまでのシリーズ7作品が収録されているが、今回遊べるのは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」、「ソニック&ナックルズ」、「ソニック3Dブラスト」の4作品だ。

 このほか会場で人気があったのは「ミニモニ。シャカっとタンバリン! だぴょん!」と「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」の2作品。「ミニモニ。シャカっとタンバリン! だぴょん!」は子供が本当に楽しそうにプレイしている姿が微笑ましかった。「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」に関しては画面分割による多人数プレイを楽しめた。常に多くの待ち行列が出来ており、熱心なユーザーで人垣ができていた。

セガブースを上から見たところ。左右に「ソニック」と「スーパーモンキーボール2」のステージが設営されている。どちらも受付をストップするほどの大人気で行列が絶えない 昨年12月にゲームキューブで発売された「ソニックアドベンチャー2バトル」いまだに子供達の人気は高い 先日発表されたばかりのゲームボーイアドバンス用ソフト「ソニックアドバンス2」。2002年末発売予定だが、既にしっかりと遊べる仕上がりとなっている
シリーズ1作目のほか4本のソフトを収録したお得な「ソニック メガコレクション」 「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」は画面分割方式でプレイされていた 「スーパーモンキーボール2」も人気炸裂。多くのユーザーが行列を作っていた
小さな子供達に大人気だった「ミニモニ。シャカっとタンバリン! だぴょん!」。終わった後はどの子も笑顔になっていたのが印象的 PS2「カルドセプト セカンド エキスパンション」も2台だけ試遊台が置かれていた。比較的ターゲット年齢層が高いと思われるソフトなので、係員のお兄さんが付きっきりで解説していた 一定時間ごとに「バーチャファイター4」の対戦を行なう「PPK道場」も開設



■ SCEIは、「サルゲッチュ2」と「ぼくのなつやすみ2」を大プッシュ

ブース中央には祭りの櫓風ステージが設置され、ゲーム大会などが行なわれていた
 入り口の真正面にあるソニー・コンピュータエンタテインメントでは、18日に発売される「サルゲッチュ2」と発売直後となる「ぼくのなつやすみ2」の2作品を楽しむことができる。これらの作品の試遊台がなかなか凝っていて、それだけでも面白い。

 全体的に夏らしく、“お祭り”をイメージした構成だ。ブースの中心には櫓が組まれており、ピポサルが太鼓を叩いたりしている。ここではゲーム大会などが行なわれているので、グッズなどが気になる人は要チェックだろう。また、ブース端には「2002年カラーモデル」や、6月に追加された新色コントローラなどが展示されているほか、屋台風のグッズ販売店もある。

 「サルゲッチュ2」の試遊台の上になんと! 扇風機がセットされ、その上にはピポサルのお面があしらってある。扇風機で、少しでも涼しくゲームをしてもらおう……ということなのかもしれないが、面白い試みではある。
 一方、「ぼくのなつやすみ2」の試遊台はディスプレイからテレビまで、ゲームそのままレトロ感覚満載だ。何より親子でのんびりゲームを楽しめるようにと、少し幅広い縁台が置かれているのがいい。みんなのんびりとプレイしていた。

ブースの半分は「サルゲッチュ2」の試遊台で埋め尽くされている。この試遊台にはこれまでにはない仕掛けとして扇風機が設置されている 「ぼくのなつやすみ2」の試遊台は昔の雰囲気を再現したかのような凝った作り。ふたり並んでのんびりプレイできるよう縁台が置かれている 2002年カラーモデルや、6月に発売されたばかりのトランスルーセントタイプの「デュアルショック2」なども展示されている



■ やっぱり一番人気は「スーパーマリオサンシャイン」。本日は60分待ち

 任天堂のブースでは4本のゲームを楽しむことができる。19日発売予定のゲームキューブ「スーパーマリオサンシャイン」が一番多く試遊台数を確保しているのだが、それでも最も待ち時間が長い1時間待ちとなっていた。それだけみんな楽しみにしている注目作品と言える。このほかではゲームボーイアドバンス用ソフト「スーパーマリオアドバンス3 ヨッシーアイランド+マリオブラザース」、「伝説のスタフィー」、「カスタムロボGX」が楽しめる。

 例えば「カスタムロボGX」の試遊台では、CPU対戦で勝てばオリジナルグッズがプレゼントされるといったおまけも用意されている。待ち時間は少々辛いが、それに見合ったプレゼントがあるので、参加する人はぜひ挑戦してみて欲しい。

ステージでは「スーパーマリオサンシャイン」のミニゲーム大会が行なわれていた 「スーパーマリオアドバンス3 ヨッシーアイランド+マリオブラザース」もなかなかの人気
試遊台のコーナーではちょっとしたゲーム大会が行なわれていた。ここは「カスタムロボGX」のコーナー。昼過ぎで30分待ち カワイイキャラクタが目を引く「伝説のスタフィー」



■ カプコンブースでは「ロックマン」が熱い

 カプコンブースもかなり遊びがいのあるブースだ。多くの試遊台が用意され新作が展示されているのも目を引くが、会場の一角では「ロックマン生誕15周年記念展」も行なわれている。シリーズ第1作目のパッケージやカセットに始まり、製品の歴史年表など、なかなかくわしくロックマンのことを知ることができるだろう。

 ロックマン関連では新作としてGBA「ロックマン&フォルテ」の試遊台が設置されているほか、「ロックマンゼロ」の試遊台や、7月18日に発売されるプレイステーション「ロックマンX5」も多数展示されている。また、「ロックマンエグゼ2」でタイムアタックコーナーが用意されており、1分以内にデリートすればオリジナルグッズがプレゼントされる。ここも人気のコーナーで約1時間待ちとなっていた。

 もちろんカプコンブースは「ロックマン」だけではない。GBA「超魔界村R」、Xbox「MARVEL VS. CAPCOM 2」など格闘系の最新作も人気を集めており、ズラリ試遊台の前には待ち行列ができていた。ちなみに、カプコンブースの目の前にあるトミーブースの中にある超小型ラジコン「ビットチャージー」のコーナーにPS2「auto modellista」のプレイアブル版が出展されている。試遊台がたった1台しかないので、なかなか遊べないかもしれないが、一度チェックしてみて欲しい。

「ロックマン生誕15周年記念展」が行なわれており、懐かしいゲームのカセットやパッケージなども展示されている ゲームボーイアドバンス「ロックマン&フォルテ」をはじめとした「ロックマン各作品を楽しむことができる
Xbox版「MARVEL VS. CAPCOM 2」もプレイ可能 これはお向かいのトミーブース「ビットチャージー」のコーナーになぜか出展されている「auto modellista」。もちろんプレイ可能



■ このほかのブースでも多くの新作に巡り会える

 上記のメーカー以外でも数多くのゲームが出展されている。例えばナムコのブースではなにげなく新作のビデオなどを上映しており、そこでは先日発表されたばかりの「チョコベーダー」のゲーム画像なども見ることができる。ちょっととぼけた雰囲気の面白そうなタイトルなので、ナムコブースを訪れたときは、チェックしてみて欲しい。

 ゲーム以外のホビー系ではコナミの「DigiQ」のコーナーが面白い。9月に発売される「コンバットデジQ」を実際に操作できるほか、「DigiQ Train」のカラーリングに挑戦できるコーナーもある。子供よりお父さんが熱中している姿が微笑ましい。また、エポック社のコーナーでは「エキサイトスタジアムDX」や「エキサイトボクシング」など体感ゲームを楽しめる。とくに「エキサイトボクシング」はスカットするので試して欲しい。

コナミのブースでは「モンスターゲート」からゲーム、「DigiQ」まで出展されているものが多く、かなり窮屈なイメージだ。ゲームのコーナーには「パワプロ9」を使ったホームラン競争が行なわれていた
ステージのディスプレイではなにげなく新作のプロモが流されており、「チョコベーダー」のゲーム画面なども公開されていた ナムコのブースでは「ミスタードリラーエース ふしぎなパクテリア」と「風のクロノア2ドリームチャンプ・トーナメント」を体験することができる ハドソンのブースではゲームボーイアドバンス「ボンバーマン ジェッターズ 伝説のボンバーマン」をプレイできる。試遊台の台数も豊富だ
トミーのゾイドコーナー。多くの子供達が群がって熱心な質問を投げかけていたのが印象的だった バンダイのブースでは表側にスワンクリスタルを数多く出展。7月27日発売予定の「犬夜叉~風雲絵巻~」などを楽しめる エポック社のブースでは各種体感ゲームがズラリと並んでおり、それぞれ遊ぶことができる


□第16回次世代ワールドホビーフェアのホームページ
http://www.whobby.com/

(2002年7月13日)

[Reported by 船津稔]

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