帝国歌劇団花組、スーパー歌謡ショウ「新編 八犬伝」舞台稽古を公開
青山劇場
これまで5年間「サクラ大戦歌謡ショウ」として新宿で開催されてきたが、今回は「スーパー歌謡ショウ」と名前を改め、劇場も青山劇場へと変わる。青山劇場は数々の大がかりな舞台装置が揃っていることでも知られ、空を飛ぶ舞台として有名な「ピーターパン」もここで上演されている。既に明らかにされているとおり、アイリス役の西原久美子さんが“飛ぶ”ことになっているなど、今回の舞台へのファンの期待も大きい。 真宮寺さくら役の横山智佐さんは「初心にかえって、第1回目の『愛ゆえに』の公演の時の気持ちを思いだしながらやりたい」と挨拶。今回初めて神崎すみれのいない公演となるわけだが、この喪失感はかなり大きいようで、桐島カンナ役の田中真弓さんは「すみれがいないのが一番大きい」と寂しそう。 それでもタイトルにスーパーとついているように、舞台そのものもかなりスーパーにパワーアップしているようだ。レニ・ミルヒシュトラーセ役の伊倉一恵さんは「『サクラ大戦』のゲームファンにはたまらないシーンがいくつも出てくる。私は『サクラ大戦4』もやっと終わったんだけど、今回の舞台の脚本を読んだとき鳥肌が立った」と、ファンにとってかなり楽しい舞台になりそうだ。今回は7人それぞれに見せ場が用意されており、立ち回りもあるという。余談だが、今回の演目が八犬伝に決まった経緯については、「『海神別荘』の稽古の時に居酒屋で話が出たのが始まり」と横山智佐さんが明かした。 5年も続いている舞台だが、支配人こと米田一基役の池田勝氏は初参加となる。池田氏は「昨年舞台を見たときは、すごいアンサンブルだなぁと思い私、は参加できないと思った。でも私はこれまでずっと芝居をやってきたのだがら、芝居の中の一員としてなら参加できると思って参加を決めた」と心中を明かした。また広井氏については「芝居の説明を聞いたのだが、身振り手振りで色々と説明してくれた。そうやって説明を聞いていると、それぞれのシーンが浮かんでくる。やっぱりスゴイ人だ」とコメントしていた。
広井王子氏は今回の舞台について、「“想い”だけでゲームの1作目を作り、予想以上に喜んでもらえて舞台をできるようになった。舞台の1作目『愛ゆえに』は悔しい思いもあったけど、でも上演できてよかったと思った。でも、そうやってシリーズを積み重ねていくうちに当たり前になってきた。今回“スーパー”と銘打つことで、舞台なんてそうそう実現できないんだと、初心にかえってみたいと思う」と語った。内容については「とにかく派手。歌舞伎の持つ派手さをできる限り演出として取り入れた。オープニングから派手な演出で度肝を抜かれると思います」ということなので、気になる人もそうでない人も注目してみて欲しい。 □「サクラ大戦.com」のページ http://sakura-taisen.com/ □「スーパー歌謡ショウ 新編 八犬伝」のページ http://sakura-taisen.com/s_show.html (2002年7月13日) [Reported by 船津稔] |
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