帝国歌劇団花組、スーパー歌謡ショウ「新編 八犬伝」舞台稽古を公開

8月15日~25日 開催

青山劇場

 株式会社セガは、8月15日から25日まで青山劇場で公演される「帝国歌劇団花組 スーパー歌謡ショウ『新編 八犬伝』」の舞台稽古を公開した。

 これまで5年間「サクラ大戦歌謡ショウ」として新宿で開催されてきたが、今回は「スーパー歌謡ショウ」と名前を改め、劇場も青山劇場へと変わる。青山劇場は数々の大がかりな舞台装置が揃っていることでも知られ、空を飛ぶ舞台として有名な「ピーターパン」もここで上演されている。既に明らかにされているとおり、アイリス役の西原久美子さんが“飛ぶ”ことになっているなど、今回の舞台へのファンの期待も大きい。

 真宮寺さくら役の横山智佐さんは「初心にかえって、第1回目の『愛ゆえに』の公演の時の気持ちを思いだしながらやりたい」と挨拶。今回初めて神崎すみれのいない公演となるわけだが、この喪失感はかなり大きいようで、桐島カンナ役の田中真弓さんは「すみれがいないのが一番大きい」と寂しそう。

 それでもタイトルにスーパーとついているように、舞台そのものもかなりスーパーにパワーアップしているようだ。レニ・ミルヒシュトラーセ役の伊倉一恵さんは「『サクラ大戦』のゲームファンにはたまらないシーンがいくつも出てくる。私は『サクラ大戦4』もやっと終わったんだけど、今回の舞台の脚本を読んだとき鳥肌が立った」と、ファンにとってかなり楽しい舞台になりそうだ。今回は7人それぞれに見せ場が用意されており、立ち回りもあるという。余談だが、今回の演目が八犬伝に決まった経緯については、「『海神別荘』の稽古の時に居酒屋で話が出たのが始まり」と横山智佐さんが明かした。

 5年も続いている舞台だが、支配人こと米田一基役の池田勝氏は初参加となる。池田氏は「昨年舞台を見たときは、すごいアンサンブルだなぁと思い私、は参加できないと思った。でも私はこれまでずっと芝居をやってきたのだがら、芝居の中の一員としてなら参加できると思って参加を決めた」と心中を明かした。また広井氏については「芝居の説明を聞いたのだが、身振り手振りで色々と説明してくれた。そうやって説明を聞いていると、それぞれのシーンが浮かんでくる。やっぱりスゴイ人だ」とコメントしていた。

 広井王子氏は今回の舞台について、「“想い”だけでゲームの1作目を作り、予想以上に喜んでもらえて舞台をできるようになった。舞台の1作目『愛ゆえに』は悔しい思いもあったけど、でも上演できてよかったと思った。でも、そうやってシリーズを積み重ねていくうちに当たり前になってきた。今回“スーパー”と銘打つことで、舞台なんてそうそう実現できないんだと、初心にかえってみたいと思う」と語った。内容については「とにかく派手。歌舞伎の持つ派手さをできる限り演出として取り入れた。オープニングから派手な演出で度肝を抜かれると思います」ということなので、気になる人もそうでない人も注目してみて欲しい。

ズラリ勢揃いした出演者のみなさん。今回、舞台初参加となる支配人、米田一基こと池田 勝氏 (右端) の存在感は大きい 「今回は、7人のスターがいて、7人にそれぞれ見せ場がある。ぜひ多くの人に見て欲しい」と広井王子氏 稽古では「檄! 帝国華撃団」ほか一曲が公開された
「初心にかえってスーパーな真宮寺さくらを見せたい」と横山智佐さん 西原久美子さんは今回空を飛ぶことになったが、「ワタシが一番楽しみです」とのこと いつも元気な田中真弓さん。「今回の妄想は切ない妄想」、神崎すみれの抜けた穴は大きい……


□「サクラ大戦.com」のページ
http://sakura-taisen.com/
□「スーパー歌謡ショウ 新編 八犬伝」のページ
http://sakura-taisen.com/s_show.html

(2002年7月13日)

[Reported by 船津稔]

I
【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.