ACCS、平成14年度通常総会を開催
中古ゲームソフト問題、海外の海賊版問題など

6月14日 開催

 社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会 (ACCS) は都内で平成14年度の第1回通常総会を行ない、平成13年度のACCS会員会社関連刑事事件の総括、中古ゲームソフト訴訟、などの記者会見が行なわれた。

 ACCSの久保田裕専務理事および事務局が各種発表を行なったが、中でもゲーム関連の発表では先日結審した中古ゲームソフト訴訟と、アジア地域における海賊版問題についての説明があった。中古問題については「現在、日本レコード協会や日本映像ソフト協会などと情報交換を行なっている。中古問題に関しては立法を変えるのか、契約を変えるのか、ビジネスモデルを変えるのか、色々と検討している。この議題は著作権審議会でも出てくるとおもう」と現状を説明。

 海外における著作権問題については、エニックス、コナミ、カプコン、コーエー、スクウェア、セガ、ソニー・コンピュータエンタテインメント、ナムコで海外問題対策委員会を設置。報告会や海外視察などが行なわれている。同協会を始めビデオなども含めたコンテンツメーカー系の著作権団体は現在アジア諸国における海賊版問題に注目しており、今後さらに力を入れていくことになりそうだ。

 記者会見後に行なわれた懇親会において辻本憲三理事長は中古問題に触れ、「大変残念な結果だ。ゲームは国際的な競争力の高いコンテンツ産業の代表。著作権で保護されていかなければ大きな影響を受けることになる。今後とも考えていきたいと思う」と発言した。

ACCSの辻本憲三理事長 専務理事の久保田裕氏


□ACCSのホームページ
http://www.accsjp.or.jp/

(2002年6月14日)

[Reported by 船津稔]

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