Electronic Entertainment Expo 2002現地レポートゲームキューブタイトルレポート「カプコン&セガ編」 |
当初はニンテンドウ64向けに開発が発表されたタイトルで、ある意味いわくつきのタイトルとも言えよう。また、最新作ではあるものの、バイオハザードシリーズを時系列で並べ替えると、そのタイトル“0”が表すとおり、もっとも古い事件のゲーム化ということになる。
今回のE3には、初のプレイアブル出展。ゲームキューブとしてもハイティーン層のユーザー獲得を期待できるタイトルだけに、NINTENDO of Americaのブースでもサードパーティタイトルのなかでは別格の扱いで出展が行なわれていた。また、ここカプコンブースでも、プレイする来場者が途切れることのない注目ぶりである。
本作の特徴は、ゲームの舞台の中心となるのが走行中の列車の中という特殊なシチュエーションと、2人のプレーヤーキャラクタをザッピングしながら謎を解いていったり活路を切り開いていく点だ。またアイテムを“置く”という行為で、もう一方のキャラクタにアイテムの受け渡しを行なうという新たな戦略性も付け加えられている。グラフィックスは、日本では先日発売されたリニューアル版のバイオハザードと同レベルのリアリティで描かれており、シリーズならではの恐怖感が増している。
カプコンブースには、このほか「Resident Evil」そして、2D格闘の「CAPCOM vs SNK 2 : EO」の2作が、ゲームキューブ向けとしてプレイアブル出展されている。
【RESIDENT EVIL 0(バイオハザード0)】 | ||
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【CAPCOM vs SNK 2 : EO】 | ||
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「Phantasy Star Online EpisodeI&II」は、N Portを使ってゲームボーイアドバンスにミニゲームをダウンロード可能。なかにはあの“NiGHTS”も |
今作ではストーリーモードが加わるほか、パーティゲームも12種類にパワーアップ。アイアイたちの暮らすジャングル島の様子もムービーで見ることができる。なかでもパーティーモードは、サッカー、ビリヤード、川下りとスポーツをテーマにしたミニゲームが充実。アイアイたちの可愛さで、E3取材で疲れた気持ちを和ませつつも、隣り合わせた来場者とパーティプレイに熱くなるのであった。
「Super Monkey Ball 2(スーパーモンキーボール2)」の発売予定は、ここ北米で2002年の秋と紹介されている。日本での発売時期は未発表。そのほかの、セガブースのゲームキューブ向けタイトルには「BEACH SPIKERS」がある。ちなみにTHQのブースには、GBA版のスーパーモンキーボールが展示されている。
また「Phantasy Star Online:EpisodeI&II」については、NINTENDO of Americaのブリーフィングをはじめ、任天堂の岩田氏、宮本氏のミーティングの際のPSOカードゲームの話など事あるごとに新しい情報を紹介してきているが、最後にN Portを使ったミニゲームのダウンロードについても触れておこう。
開催初日のレポートでも紹介したNINTENDO of Americaのブースにあるコネクティビティの展示エリアには、ゲームボーイアドバンスが接続されたPSOが用意されている。この試遊機では実際にミニゲームのダウンロードが試せるようになっていて、今回の出展では3つのゲームのダウンロードができる。そのなかにはあの“NiGHTS”も含まれていた。PSOファンだけでなく、NiGHTSファンも見逃せないポイントだ。
【Super Monkey Ball 2】 | ||
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【PSO EpisodeI&II】 | ||
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[Reported by 矢作晃]
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