「ペット博2002」マイクロソフトブースレポート
子供たちは「Zoo Tycoon」に大熱中

4月27日より5月6日まで開催

入場料:大人1,200円、小学生以下600円

 マイクロソフト株式会社は、現在幕張メッセにて開催されているペットと人とのふれ合いをテーマにしたイベント「ペット博2002」に、動物園経営シミュレーションゲーム「Zoo Tycoon」を出展した。会場ではペット同伴のブリーダーや家族連れなどが訪れ、記念撮影会やお散歩体験コーナー、ペット用品の即売会といった催し物に足を運ぶ姿が見られた。同イベントはGW最終日の5月6日まで開催される。

子供たちに大人気だったマイクロソフトブース。World PC Expoでもそうだったが「Zoo Tycoon」は子供の人気が高い
 マイクロソフトブースは、ホールのど真ん中という好位置にあり、コンピュータゲームに興味ありげな子供たちに袖を引かれる形で、多くの家族連れがブースを訪れていた。ブースには12台のノートPCを配置した簡易教室と、立ったままプレイできるデモ機を4台設置。ブリーダーも体験しているのかと思いきや、プレイしていたのは小学生以下の子供たちばかりだった。

 簡易教室では、11時、13時、15時、16時に東武動物公園のマネージャー西山寿彦氏(かば園長で知られる西山登志雄氏の長男)による「Zoo Tycoon」講座が開かれた。といっても聴衆は子供たちばかりなので、動物園経営のノウハウや裏話といった込み入った話は出ず、動物の名前や生態など子供でも興味をひく話題を提供していた。

 肝心の聴衆たちは西山氏の話を聞いているのかどうなのか、講座終了後に貰えるグッズを手渡されても誰も席を立とうとせず、目の前のモニタを注視しながら手に余る大きさのマウスをぐりぐり動かしている。何をしているのかと思ってモニタを覗いてみると、お気に入りの動物を大量に雇用したり、園内を木や花でいっぱいにしたり、水面を埋め立てたりなど、経営うんぬんよりコンストラクションの部分に興味を示す子供たちが多かったようだ。

 講座終了後、西山氏に「Zoo Tycoon」について話を伺ったところ、「良くできていると思う。たとえばこのゲームではパンダは直接購入できないけど、実世界でもそう。海外の都市と姉妹都市になっている横浜のような都市の動物園を窓口にして、珍しい動物を融通してもらったりしている。あと、動物たちの動きやクセもよく捉えていると思う。ただ、ホワイトタイガーがたくさん飼えるのはね。彼らはベンガルトラの白変種で滅多にいないから。それから世界三大珍獣(パンダ、オカピ、コビトカバ)を飼っても、実際にはそれほど人を集められるものじゃないよね」などなど、動物園経営者らしいシビアなコメントを聞くことができた。

講座は2時間おきとゆとりを持ったスケジュールで行なわれていたが、2時間経ってもプレイしている子供が多く、入れ替えが大変だという。講座の解説を担当しているのは、東武動物公園のマネージャー西山寿彦氏

□「Pet博 2002」のホームページ
http://www.pethaku.com/
□「Zoo Tycoon」の公式ページ
http://www.microsoft.com/japan/games/zootycoon/
□「東武動物公園」の公式ページ
http://www.tobuzoo.com/

(2002年4月30日)

[Reported by 中村聖司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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