PS2絶好調、今年度1,807万台を出荷
ゲーム部門は829億円の黒字に転換

4月25日 発表

 ソニー株式会社は、2001年度の連結決算を発表した。プレイステーション 2を主力とするゲーム部門はきわめて好調で、会社全体の収益にも大きく貢献した。

 ゲーム部門の売上高は1兆37億円(対前年比 51.9%増)、営業利益も829億円をあげ、前年度の511億円の赤字から、一挙に黒字転換を果たした。増収の原因としてプレイステーション 2本体のコストダウンと円安効果による粗利の改善、ソフトウェアの粗利改善が挙げられている。
 プレイステーション 2は1,807万台を、対応ソフトウェアも1億2,180万本(対前年度比8,640万本増)と絶好調。一方、PS one本体は740万台(対前年度比191万台減)、プレイステーション対応ソフトウェアも9,100万本(対前年度比4,400万本減)と減少に転じており、プラットフォームの世代交代がはっきりとあらわれた。

 出井伸之 代表取締役 会長兼CEOも、リリース中で、「PS2ビジネスでは、当年度において、ハードウェアが順調に普及し、魅力的なソフトウェアが続々と発売されるという好循環を生み出すプラットフォームを確立することができました。その結果、ゲーム分野の売上がはじめて1兆円を超え、損益は大幅な増益を達成するなど、PS2発売後2年目の当年度はPS2の収穫期に入りました。今後は、ビジネスのさらなる拡大を進めるとともに、ソニーグループのハードウェアがもたらす事業拡大の機会を最大限に活かして収益の拡大を進めます」と、ゲーム部門に対して異例に長く言及している。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/2002-4-25j/index.html

(2002年4月25日)

[Reported by 伊達浩二]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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