アイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社は、大地震で崩壊した都市から救出ポイントまで向かうサバイバル・アクションアドベンチャー「絶体絶命都市」を4月25日に6,800円で発売する。

　「絶体絶命都市」は大地震が発生し崩壊寸前となった人工島“首都島”を舞台にしたストーリー。プレーヤーは首都島に向かう途中に大地震に遭遇。崩れそうになっている橋を伝いながら島に向かうところからストーリーは始まる。地震は断続的に続きいつ崩れるかわからないビルの合間をぬって救出ポイントまで向かわなければならない。

　街には、救出を待つ人やなんらかの理由で留まっていたり色々な人と出会うこととなる。それらの人と仲間となったり敵対したり、協力して救出ポイントに向かうなど数々のドラマが待ち受けている。

　アクションも多彩だ。走ったり飛びついたりといった動作から、高所恐怖症の人にはたまらないが棒の上をバランスをとりながらそろりそろりと歩いていくこともあれば危険な場所ではダッシュで通過する必要もある。地震が起きれば転んでしまうこともあるが、転ぶと次の行動に移るのが遅くなってしまう。このため踏ん張って絶えることもできる。さらに、時には同行者を上にあげ、上から引っ張り上げてもらうなど、協力しなければならないシーンも用意されている。また、飛び移った瞬間に前にいた場所が崩れたり演出も雰囲気を盛り上げてくれる。

　プレーヤーは高いところから飛び降りればダメージをくらったり最悪ゲームオーバーとなるが、気を付けなければならないのは体力だけではない。常に水分にも気をつかっていかなければならない。ペットボトルを持っているので、所々にある水道で水分を補給しながら、いざというときのためにペットボトルに水を汲んで溜めておくこともできる。

　現代を舞台にしたリアルな設定、大地震という極限状態で数々の判断を行ない行動にかえていかなければならない。システム的にはアクションアドベンチャーだが、状況設定などこれまでにあまり例のないゲームなので、そういった意味では期待作だ。

【スクリーンショット】

(C)2002 IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.

□アイレムのホームページ
http://www.irem.co.jp/
□「絶体絶命都市」のページ
http://www.zettai-zetsumei.com/

(2002年4月18日)

[Reported by 船津稔]