EAスクウェア、2002 FIFAワールドカップ公認ゲーム2作品を発表
アクションサッカーと監督シミュレーションの2本立て

【2002FIFAワールドカップ】
5月2日 発売
価格:PS2、GC、Xbox各5,800円 (Windows版のみ6,980円)

【プロジェクトFIFAワールドカップ~それなら君が代表監督~
5月下旬 発売予定
価格:6,800円

 エレクトロニック・アーツ・スクウェア株式会社は都内で発表会を開催し、実際に選手を操作してゲームを進めるアクションスポーツ「2002FIFAワールドカップ」と、ナショナルチームの監督となってチームをワールドカップ優勝にまで導く育成シミュレーション「プロジェクトFIFAワールドカップ~それなら君が代表監督~」を発売すると発表した。

 「2002FIFAワールドカップ」はプレイステーション 2、ニンテンドーゲームキューブ、Xbox、Windowsの各プラットフォームで5月2日に発売される。価格は5,800円でWindows版のみ6,980円となっている。Windowsの対応はWindows 95/98/Me/XPとなっている。
 「プロジェクトFIFAワールドカップ~それなら君が代表監督~」の対応プラットフォームはプレイステーション 2で、価格は6,800円となっている。発売は5月下旬を予定。これら2作品はワールドカップを運営する国際サッカー連盟 (FIFA) が公式商品として認定する唯一のソフトとなるという。

 「2002FIFAワールドカップ」は“EA Sports”のサッカーゲームとしてシリーズ化されているものの最新作。実際に選手を操作してゲームを進めていくもので、同社ではアクションスポーツとジャンル分けしている。これまでからリアルな動きでは定評があったが、今回は「2002 FIFAワールドカップ韓国・日本」の開催に合わせ、大会を完全シミュレートしたものとなっている。たとえば、日程だけでなく試合の開始時間、開催スタジアムの演出など。細かい部分までリアルに再現しているという。基本コンセプトとして「“ワールドカップ”の興奮を体感して貰うために」こだわって作ったという。

 システム的にはスルーパスなど、スペースにパスを出せるパスシステムが新しくなっているという。もちろんパスもシュートもボタンの強弱 (アナログ機能) に対応している。また、プレイステーション 2版では8人同時対戦、ゲームキューブとXboxでは4人同時プレイに対応。Windows版ではなんと20人プレイにも対応しているという。これはゴールキーパーを除いてすべての選手を各ユーザーが担当することができると言うことになる。開発者によれば「20人で実際にプレイするのかと問われれば首を捻るかもしれないが、対戦はCPU対戦とは違う何かを生む面白いものだ。積極的に取り入れたし、はずせないものとして気合いを入れて作っている」とコメントした。

 「プロジェクトFIFAワールドカップ~それなら君が代表監督~」は、ナショナルチームの監督となってチームをワールドカップのチャンピオンに導く育成シミュレーション。チームの戦術などから試合日程、ユニフォームの作成などを決めなければならないのはもちろんのこと、サッカーの試合にリアルタイムで口を挟むことができるという。実際の試合の時、監督がピッチに立って大声で指示を出すようにシュートやパスを指示することができるという。

 開発を担当したのは「Jリーグプロサッカークラブをつくろう!」のシリーズ・ディレクターを務めていた大橋修氏で、今回のゲームについて「実際のサッカーを見ていると、『なぜ、もっと攻撃的な試合をしないんだ!』と思っていたが、このゲームを自分自身プレイしてみて思うのは負けるのはやはり痛いので、どうしても地味な試合をしてしまう。見るとやるのは大違いで、監督の気持ちがわかるゲームだ」とこれまでのゲームとは違う楽しみがある点を強調した。

 ちなみに、日本チームの監督だけでなく、海外のチームの監督になることも可能だという。ただし、例えばブラジルの監督などはハードルが高く、ゲームの難易度も上がるという。また、今回優勝できなければ4年後のドイツ大会という風にゲームは終わりなく続いていく。

 EAスクウェアはこのほかにも「2002FIFAワールドカップ」を使ったゲーム大会を開催する計画があると発表した。これは世界16カ国においてゲームの予選を行ない、各国の選手が韓国に集まり、ワールドカップの試合が始まる前にオーロラビジョンを使ってゲーム大会を行なう大規模なもの。日本では5月始めに大会を開催し選手を決定するという。
 このゲーム大会のキャンペーンガールを務めるのがタレントの真鍋かをりさん。真鍋さんは「ゲームは大好きでゲーム機を3台も持っている。『2002FIFAワールドカップ』は映像を見ただけで鳥肌が立つくらいリアルで楽しみ」とコメント。「日本はワールドカップで好成績になりそうですか?」の問いに「私が予想するのもなんなので、このゲームをプレイしてみて予測したいと思います」とうまくコメントした。

EAスクウェアはワールドカップの記念すべきこの年に2本のサッカーゲームをリリースする シリーズ通してヒットを記録してきた「FIFA ワールドカップ」シリーズ。今回は“パス”のシステムに変更が加えられているとか。写真はジャケット EAスクウェアの山本民生代表取締役社長。「サッカーゲームNo.1を目指したい」とコメント
リアルな「ワールドカップ」の会場で開催される予定の「2002FIFAワールドカップ」を使った世界ゲーム大会「ワールド・サイバー・カップ」。そのワールド・サイバー・カップのキャンペーンガールを担当するのが真鍋かをりさん。かなりのゲーム好きで、家には3台のゲームマシンがあるんだとか 会場には歴代ワールドカップのボールが展示されていた
「2002FIFAワールドカップ」の解説を行なったCS事業部の高橋雅美氏 「プロジェクトFIFAワールドカップ~それなら君が代表監督~」の制作を担当している開発部プロデューサー大橋修氏

□EAスクウェアのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□EA Sportsのページ
http://www.japan.ea.com/easports/

(2002年3月19日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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