3月27日発売

24.99ポンド

　英国随一のフライトシム用アドオンメーカーとして知られるJust Flightは、Microsoftのフライトシミュレータシリーズ「Combat Flight Simulator 2」、「Flight Simulator 2000」、「同 2002」に対応したアドオンソフト「Combat Jet Trainer」を3月27日に発売する。日本での取り扱いは今のところ未定となっているが、3月末から4月頭にかけて秋葉原などの直輸入ショップに並ぶことが予想される。

Konotop空軍基地を離陸するL-39C。地上には多数の友軍機が見える

　「Combat Jet Trainer」は、'60年代にチェコスロバキアで開発され、旧ワルシャワ機構軍で制式採用された訓練機L-39CおよびL-39ZAを完全再現したアドオンソフト。素材のマニアックさもさることながら、本家マイクロソフトの機体データを凌駕する圧倒的な精度で描かれた機体のモデリングデータが大変魅力的なアドオンだ。

　「Combat Jet Trainer」では、機体データのほかに、ウクライナのKonotop空軍基地をベースとしたトレーニングシーナリーが用意されている。トレーニングは20本収録され、基本的な制動訓練のほか、地上攻撃を含む各種戦闘ミッションが受けられる。

　ちなみに年内発売予定の「Combat Flight Simulator 3」は、前作との機体データの互換性を備えている。おそらくL-39Cも問題なく飛ばせるはずで、これからさらに環境マッピングとスペキュラーマッピングを施すとどれほどリアルになるのか、将来も含めて発売の楽しみなアドオンソフトだ。

トレードカラーの緑の迷彩に身を包んだ旧ワルシャワ軍訓練機TLK-39C アルバトロス。右下の画面は、L-39ZAが地上攻撃に用いるロケットポッド

フォトリアリスティックなコクピット画面。「Train Simulator」のように写真をベースにしたテクスチャを利用しているようだ

こちらは米軍仕様機。なぜだかちょっと安心感がある。それにしても素晴らしい重量感だ

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□Just Flightのホームページ
http://www.justflight.com/
□「Combat Jet Trainer」の公式ページ
http://62.254.208.60/jftemp/JFE/pages/products/10279.asp

(2002年3月8日)

[Reported by 中村聖司]