ネットにも対応し、データ量が強力にパワーアップし
帰ってきた「ザ・コンビニIII~あの町を独占せよ~」

4月19日 発売

価格:5,800円

 株式会社マスターピースは経営シミュレーションを一躍メジャーカテゴリに押し上げた「ザ・コンビニ」の続編を約6年ぶりに発売する。新作のタイトルは「ザ・コンビニIII~あの町を独占せよ~」。発売は4月19日を予定しており、価格は5,800円。対応OSはWindows 95/98/Me/XP/2000。

 「ザ・コンビニ」はタイトル通りコンビニエンスストアを経営する経営シミュレーション。身近な題材を扱ったこともあり、前作は大ヒットを記録。コンシューマ版も制作され、その続編も制作されている。

 「ザ・コンビニIII」では、登場する商品データを一新。現在ではコンビニで携帯電話から音楽CD、ゲーム、DVD-Video、チケットまで販売されているため、こういったデータをすべて新たに制作しなおしている。このためデータ量が3倍以上にふくれあがったという。また、今回から商品開発を行なうことが可能となっている。ただし、一からまったく新しい商品を自由に開発できるわけではない。ゲーム内で研究所が登場し、ユーザーは「女子校が近くにあるから若い女の子にウケそうな商品を開発」と言ったように要望を提示し、開発してもらうことになる。

 これまで2Dマップだったものをクォータービューの3Dマップに変更するなど、グラフィックの進化も図っている。また、この手のゲームでは要となるのが思考ルーチンだが、マップによる消費特製などを分析し、行動を反映させるといったリアリティ溢れるものになっているという。このほかにも商品寿命や流行性などの要素も盛り込まれている。

 最大の変化となるのがネットワークに対応しているという点。ただし、ネットによる対戦ではなく、データの交換などが中心となる。すべてのユーザーは自分のページを持つことができるようになり、そこに自分のデータをアップ可能なほか、他のユーザーのデータをダウンロードすることができるのだという。たとえば、優秀な店員を持っていればその店員を派遣することもできるし、ヒット商品の開発に成功すれば「女性に大ウケの商品」といったコメントとともに他のユーザーに紹介することができるわけだ。

 これらのデータの交換はポイント制となっている。ゲームのシナリオをクリアすることでポイントを得ることができ、そのポイントを使ってデータを交換するわけだ。つまり優秀な店員をアップロードし、多くのユーザーがダウンロードしてくれれば、それに見合ったポイントを得ることができることになる。

【スクリーンショット】
基本ゲーム画面。マップ画面はクォータビューに変更され3D化された シナリオ・コンストラクション画面。地形データをリセットすることなどが可能 雇用関連ウィンドウ。店員の雇用だけでなく解雇もこの画面で行なう
重要な市場調査。結果はこのような報告書となってグラフィカルに表示される 今回追加されたもののひとつ「商品開発」。オリジナル商品をつくって展開することも可能 アンケート調査もすることが可能。欲しい商品などもある程度わかる
地道なダイレクトメールから派手なテレビCMまで宣伝方法を選択。もちろんテレビCMは破格の費用がかかる 顧客情報。お店にとってあまり嬉しくないお客さんも来るのでしょうなぁ ネットに接続すればシナリオなどをダウンロードすることができる
新商品を開発してヒットを記録したらアップロードし、ほかのユーザーに配ることも可能 優良店員はネットを通じてあちこちに派遣することもできる。いそがしいいそがしい…… さらに店内レイアウトをアップロードすることも可能

(C)2002 Masterpiece.Co.,Ltd

□マスターピースのホームページ
http://www.masterpiece.co.jp/
□「ザ・コンビニIII」のページ
http://hd.st90.arena.ne.jp/mp/convini3/

(2002年2月26日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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