nesta、「Unreal Tournament DM 大会 in nesta」を開催 |
昨年の12月1日、東急ハンズ渋谷店の向かいにネットステーション「nesta」が新しく開店した。そのnestaを会場に、来る1月27日に国内のPCゲーム大会では史上最高額となる10万円という賞金をかけて「オペレーションフラッシュポイント レッドハマー」の大会が行われるのは既報のとおりだ。それに先立ち、1月13日に前哨戦として「UnrealTournament」のDM(デスマッチ)ゲーム大会が行なわれた。
nestaに標準で設置されたPC。Pentium4の1.7GHz搭載のマシンなので、ヘビーな最新PCゲームでも安心。ディスプレイが液晶であることが不安になるネットワークゲーマーもいると思うが、実際にプレイしたところ応答速度の遅延はあまり気にならなかった |
優勝したmetal-G[KOS]。大入り袋を持ってご機嫌なご様子。ちなみにこの後、夕食を奢らされたとか |
大会の告知から実際の大会実施まであまり時間が無かったこともあり、参加者が大会実施可能な人数まで集まるか心配されたが、蓋を開けてみれば、学生と一般の部を合わせて40人弱の参加者に加え、昨年末に行なわれたPCゲームの世界大会「World Cyber Games」のUnrealTournament日本代表であるCrize[KOS]、Bazy-R、metal-G[KOS]の3人も参加。レベル、人数ともに国内でもトップクラスの大会となった。
学生の部には早稲田大学のコンピューター研究会をはじめ、首都圏の各大学のコンピューター系サークルが参加。昨年のWCG以来、徐々にFPSが世の中でサイバースポーツのひとつとして注目が集まっていることが再確認された大会だったといえる。
さて、注目の大会結果だが、DMという、視界に入った敵をすべて蹴散らしてフラグポイントを重ねていくゲーム形式を、22人という大人数で行なったため、大混戦のゲーム展開となった。大人数DMでは、上級者でも四方八方から降り注ぐ弾を避けるのに精一杯で、なかなか敵を倒してフラグポイントを稼ぐのが難しいものだ。しかし、metal-Gは大勢のプレーヤーがいるポイントを避け、外側から中側へと移動、乱戦で弱ったプレーヤーを確実に倒していくという戦略を用いて見事に学生、総合の両大会を制した。もちろん、この戦略ができるのも日本代表クラスの正確な射撃能力で、確実に敵をつぶしていけたからだ。敵に接近されて乱戦になると、そう簡単にはいかなかっただろう。
その後、metal-Gはエキシビジョンとして急遽行なわれた参加者全員参加のDMとCTF(Caputure the flag:2チームにわかれ、互いのチームの旗を取り合うゲーム)も勝ち抜き、最終的には3万円弱の賞金を獲得するという結果に終わった。
今後もnestaでは、「オペレーションフラッシュポイント レッドハマー」の大会を皮切りに、2週間に1回の学生大会や、一般を対象とした大会を賞金付で行なっていくとの事。コンシューマーゲームでは考えられなかったこういったイベントが、定期的に行なわれるということは注目すべき出来事だろう。PCゲームは難しそうだからといって敬遠せずに、大会対象のゲームを練習して大会に出場してみるのはどうだろう?
nesta店内にて、大会前のウォームを行なうプレーヤーたち。WCGの日本予選会のときもそうだったが、大会前の雰囲気にトゲトゲしたものは無く、皆好き好きに語らっていた。ネットワークゲーマーが横のつながりを重視して活動していることの現われだろう |
nestaの別階の様子。採用されている椅子はエルゴノミクスデザインで長時間座っても疲れなさそうだ |
□nestaのホームページ
http://www.nesta.info/
□関連情報
【1月7日】Windows版FPS「オペレーション フラッシュポイント レッド ハマー」
公式大会開催。優勝賞金はなんと10万円
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020107/ofp.htm
(2002年1月15日)
[Reported by Tyokuta]
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