サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 新春特別公演 |
12月2日、都内にて帝国歌劇団・花組が演ずる新春歌謡ショウの舞台稽古の模様が、報道関係者に公開された。既報のとおり、この公演は来春発売予定の「サクラ大戦4」にて花組を去ることになる、神崎すみれ引退公演として開催されることが決まっている。
ファンにはすっかりお馴染みだが、サクラ大戦におけるゲームのキャスティングそのままに、声優陣が実際のステージで帝国歌劇団・花組を演じる舞台が「歌謡ショウ」だ。'97年以来すでに五回の特別公演に加え、カウントダウンライブや、新春歌謡ショウなどを繰り広げてきた。2002年1月2日から始まる次回公演は、今年の1月に続く2度目の新春歌謡ショウとなる。
公演タイトル「春恋紫花夢惜別」(はるこいしすみれゆめのわかれ)は、まさにこの舞台を最後に帝国歌劇団・花組を引退するトップスタア「神崎すみれ」役の富沢美智恵さんを華々しく送り出すためのタイトル。総合プロデュースを務める広井王子氏が、彼女のために用意した最高の舞台でもある。舞台稽古の前に、出演者一同が集まって行なわれた会見のなかでも、同氏が「神崎すみれの関わった曲は、たとえそれがワンフレーズであっても必ず公演で披露する」と力強く約束した。
会見で、神崎すみれ役の富沢美智恵さんは「自分にとってサクラ大戦がいかに大きな存在になっているかを痛感しています。舞台人生の最後を飾る花道に素晴らしい舞台を用意してもらって、こんなに嬉しいことはありません。ファンの皆さんが来てくれることにも感謝しています」と、今の気持ちを伝えた。
また、真宮寺サクラ役の横山智佐さんは、「いまは(富沢さんと一緒の最後の公演であることを)あまり考えないようにしています。ステージが終わった時に、素晴らしい舞台だったと思い出が残ればいいですね。こんなに一瞬一瞬の時間を大切にしたいなと思ったことはありません」とコメントしている。
広井王子氏によれば、新春歌謡ショウは二部構成で行なわれる。第一部がお芝居、第二部が歌のショウとなる模様だ。前述のとおり、第二部は「神崎すみれヒットパレード」として、すみれの関わった歌をすべてメドレーで披露するとのこと。さらに、第一部の芝居も、90%以上のお客さんが今まで見たことのない舞台になるはず、と約束した。さらに「すみれさんの最後のお芝居に絶対でたい」というスーパーゲストの存在も明らかにしている。
帝国歌劇団・花組 新春特別公演「春恋紫花夢惜別」は、2002年1月2日から6日まで青山劇場において全9回の公演が予定されている。残念ながら、チケットはすでに完売状態とのこと。
(2001年12月3日)
[Reported by 矢作 晃(akira@yahagi.net)]
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