「サクラ大戦」ラッピングバス完成
浅草など「サクラ大戦」ゆかりの地を11月1日から運行

2001年11月1日~2002年1月31日 運行

運行路線:東京、巣鴨自動車営業所管轄内4路線をランダムに運行

 この冬、12月22日から劇場において公開される角川のアニメーション映画「サクラ大戦 活動写真」の上映に合わせ、サクラ大戦などをデザインしたラッピングバス、通称「サクラバス」が東京の巣鴨を中心に11月1日から2002年1月31日までの3カ月間運行する。

 運行路線は巣鴨自動車営業所管轄内の4路線。路線内には「サクラ大戦」の数々のゆかりの地がある。運行はランダムということで詳しい路線は明らかにされていない。また、11月7日にオープンするWEBサイト「角川冬のアニメ公式ホームページ」において「サクラバスを探せ」というキャンペーンが実施される予定だという。

 今回、運行に先立ちサクラバスの制作が報道陣に公開された。ラッピングバスの制作過程は、都内を走っているごく普通のバスの上から「サクラ大戦」の絵が描かれたシールを貼っていく。貼っていく絵は分割されており、それを丁寧につなぎ目を貼り合わせていく。この張り合わせはドット単位で行なわれるが、職人さんは手際よく張り合わせていった。シールの裏側は一般家庭用としてよく使われる“柔らかい接着剤”ではなく“硬質な接着剤”が使用されており、絵柄を合わせるために何度も貼りかえることが可能だという (一定の温度になると粘着力が増す) 。実際、職人さんは一度貼ってあたりをつけた上で再度貼りなおしていた。

 最後には美しく仕上がった「サクラバス」。真宮寺さくらの描かれたバスに乗り、浅草を探索するのもなかなか粋なものだ。巣鴨を中心として1台しか運行しないことから、地方のファンには厳しいかもしれないが、ファンとしてはぜひとも乗ってほしいところだ。

左の写真がバスに向かって左側の写真。真宮寺さくらの顔がアップで描かれている。中央の写真はバスに向かって右側の写真。中央の乗車口の左右に真宮寺さくらの顔が描かれている。バスの後ろにも、もちろんさくらの顔が描かれている
左上の写真にあるように、最初は一番目立つ部分のフィルムを無造作に貼り付ける。それを設計図 (上中央) に合わせて順番にきちんと張っていく。安全上の理由から出っ張っている部分や排気口、レバーなどはきちんと切り抜いていく (右上)。張り合わせの部分をチェックしながら調整していく (左下)。一部レバーなどは張った後から取り付ける (下中央)。最後に「入り口」や「バス共通カード取扱車」といったシールを貼り付けていく (右下)。ちなみに完成までの所要時間は正味4時間程度

(C)2001 SEGA・RED/「サクラ大戦 活動写真」製作委員会

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「サクラ大戦」のページ
http://www.sakura-taisen.com/
□ニュースリリース
http://www.sakura-taisen.com/sakura_movie/ad_bus.html

(2001年10月30日)

[Reported by 船津稔]

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