祝! 稼動開始「電脳戦機バーチャロン フォース」その1
カードシステムについて解説

これが「フォース」の1セットとなる。「VO4ターミナル」とツイン筐体×2という配置
価格:1プレイ200円

 株式会社セガ(制作:株式会社ヒットメーカー)の3D対戦アクションシューティングゲーム「電脳戦機バーチャロン フォース」が、正式に稼動を開始した。

 今回の「フォース」では、2対2のチームバトル、カードシステムを利用したいくつかのサービスが提供されている。稼動記念として、このカードシステム、そしてシステム面の新要素などをあらためて紹介しよう。

製品版の「VO4」カードはこのほかグリーン、オレンジで計4タイプのバリエーションとなった

 筐体はツインタイプ×2+「VO4ターミナル」で構成

初期はこの4つのカラーでプレイ!
「フォース」はプレーヤーが乗り込んでプレイするツインキャビネット筐体(2人までプレイ可能)を2セット必要とする。バーチャロイドの機体カラーは、初期の状態だと、座るシートごとに異なる4種類のカラーが用意されているようだ(なお、後述のカードシステムを使ってプレイを繰り返すと、新機体授与の時に、特別なカラーリングが施された機体がもらえることもあるらしい)。
「VO4ターミナル」 プレイ後にこの表示が出たら、「VO4」ターミナルにカードを持っていこう

 そして、カードシステムを利用するための「VO4ターミナル」というアップライトの端末も用意される。実際のプレイには必ずしもカードは必要ないが、この状態ではデフォルトに支給される機体しか使用できないなどの制限がある。カードの発行は1枚300円で、デフォルトは30回出撃が可能。出撃可能回数を超える場合、ターミナルにおいてカードを再発行する必要がある。基本的なカードシステムの解説は4月20日の記事を参考にしてもらいたい。また、ロケテストで使用したカードは、このターミナルにコインを入れずに挿入することでアップデートされる。

 カードをターミナルに持っていく必要があるのは、プレイ後に「司令部よりの緊急連絡」というインフォメーションがあったとき。その場合、ターミナルにコインを入れずにカードを挿入するとデータがアップデートされ、「階級の昇格、降格」、「新機体授与」、「勲章授与」、「指令(スペシャルミッション)の発生」などのデータが供与される。

【「VO4ターミナル」でカードデータをアップデートする】
カードを挿入すると各データのアップデートが行なわれる 対戦戦歴によって、昇格、降格が行なわれることも 新機体の授与もある。乗り換えるかはプレーヤー次第

 カードで提供されるサービスに注目! 「スペシャルミッション」の選択には注意

 新機体の授与は4月20日の記事に詳しいが、さらに製品版で確認できたのは、同じ系列の機体ばかりでなく、別の機体にも乗り換えを勧められることがあったということ。筆者の場合、YZR-8000 Δ「マイザー Δ」からYZR-XIII end「スペシネフ13 『終』」への乗り換えを勧められた。

 また、スペシャルミッションに関しては、初心者向けスペシャルミッションである「基礎戦闘教習」ミッションがカード新規作成時に導入されることもわかった。この特別ミッションは、実際に基本的な動作を教官「ハッター軍曹」がレクチャーしてくれるというもので、ステージを重ねるごとに実戦形式となるもの。これは誰でも作成時にミッションを実行するかどうかを選択できる。

 戦闘後に「緊急連絡」で供与される「スペシャルミッション」は、カード内の戦歴データなどを参照して、プレーヤーがミッションに参加するにふさわしいパイロットであると認めた時、つまり一定の条件をクリアしている自機カードデータを所有する場合に発生する。スペシャルミッションのプレイは、通常プレイ時のようにコインを投入後、「VO4ターミナル」でアップデートされたカードを挿入すると、「このミッションに出撃登録しますか?」と聞かれる。ここで「はい」を選択することでプレイできる。「いいえ」を選択した場合、再び「緊急連絡」後にカードをアップデートし、「スペシャルミッション」データがアップデートされない限り二度と出撃することはできないので注意。また、1つのカードに対して複数のミッションは登録できない。

 さらに、このカードには、プレーヤーデータを参照しながら成長する「AIデータ」を記録できる。AI戦闘はプレーヤーがチームを作らず1人で遊ぶときに行なえる。AIは出撃可能回数が0になるまで成長を続け、出撃可能回数が0になり、カードデータを引き継ぐ際「AI起動用クリスタル」を使えば、古いカードを「AIカード」として使うことができるようになる。

 「AI起動用クリスタル」は、出撃可能回数が0になった段階でターミナルにカードを挿入すれば手に入る。通常のデータ引き継ぎを行なった古いカードには、右上に「END」マークが付くが、「AIカード」の場合は「AI」と表記される。「AIカード」を使用するには、プレイ開始時にコイン投入後、「AIカード」をリーダーに挿入し、AIカードのデータをロードしたあと、プレーヤーの自機カードを挿入するという手順を踏む。なお、「AIカード」にした場合、そこでAIの成長は止まってしまうので、「AIカード」に変化させるタイミングを見極める必要がある。

【AIデータの確認】
ターミナル画面>個人データ>AIデータでAIの育成状況を確認できる

Original Game (C) SEGA
(C) SEGA/Hitmaker, 2001
CHARACTERS (C) AUTOMUSS
CHARACTER DESIGN KATOKI HAJIME

□セガのホームページ
http://www.sega.jp/
□ヒットメーカーのホームページ
http://www.hitmaker.co.jp/
□製品情報
http://www.hitmaker.co.jp/game/vo4/
□関連情報
【8月11日】セガ「電脳戦機バーチャロン フォース」に
バルシリーズとエンジェランが降臨
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010811/von.htm
【6月8日】セガ、「プライベートショー 2001~夏~」開催
「電脳戦機バーチャロン フォース」も出展、新画像入手!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010608/sega.htm
【4月21日】セガ、ヒットメーカーの「電脳戦機バーチャロン フォース」第2回ロケテストを敢行
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010420/sega.htm

(2001年10月23日)

[Reported by 佐伯憲司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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