オムロン、リアルさに徹したネコ型ロボット「ネコロ」発表11月3日 購入受付 (インターネット/電話)
価格:185,000円
これまでのロボットペットは比較的ロボットらしさが残っていたが、「ネコロ」はリアル指向を徹底させたロボット。暇になると伸びをしたり、楽しいと尻尾を振ったり、顔の表情も変わるなど細かい仕草もこれまでにない感じだが、残念なことに歩くことはできない。同社では「“歩く”といった大きな動作より、人の身近なところにいてコミュニケーションを取ることがこの商品のコンセプト」とコメントしている。
「ネコロ」には額や顎、耳の後ろ、背中などに触角センサーがセットされており、なでてやると気持ちよさそうな表情になる。鼻の穴 (向かって左側) にカメラが搭載されており、鼻の前でねこじゃらしを振ってやると認識し、喜んで手を前に出すなどじゃれてくる。 耳にはマイクが仕掛けられており音を認識する。急に大きな音がするとぴくっとして振り向くなど、ネコらしい動作をする。また、名前を呼んでも最初は反応しないが、そのうち自分の名前を認識し、飼い主が呼ぶと振り向くという。これは音声の波形マッチングを内部で行なっていると言うことで、飼い主以外の呼びかけには反応しない。48種類の鳴き声を持ちすべて感情表現に直結しているという。しばらく暮らすうちに「ネコロ」がなにを求めているかわかるようになるとか。
飼い主の接し方によって感情が生まれ、その感情に見合った行動を行なう。そしてその感情の変化は本体メモリに記憶される。この記憶は常に変化を続け、飼い主側でリセットすることはできない。また夜遊ぶと夜型に、昼に遊ぶと昼型の生活リズムを持つようになるという。
同社では今回の技術を使いロボット事業を継続していきたいとしている。
□オムロンのホームページ http://www.omron.co.jp/ □ニュースリリース www.necoron.com/ (2001年10月16日) [Reported by 船津稔] |
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