東京ゲームショウ2001秋、13万人弱を動員し閉幕 |
会場:幕張メッセ
10月12日から14日の3日間、幕張メッセにおいて開催された東京ゲームショウ2001秋が閉幕した。最終的な来場者数は129,626人で、「2001春」に比べ来場者数が約1万人強増えた計算となる。開催形態などが違うため一概に比べることはできないが、「2000秋」と比べると、それでも8千人弱の減少となった。
「2001春」のゲームショウではビル・ゲイツ氏の基調講演があり話題性が高かったものの、季節はずれの雪が降り2日目の入場者数が大きく落ち込み、実際に会場の印象としても人が少ない印象だった。それに比べ今回は好天に恵まれ、会場内も人が多く感じられたが、最終的な入場者数にもそれが表われている。
この所の東京ゲームショウの傾向として、体験版を配ることが少なくなっていた。これは、体験版を配ることがセールスに直結するかどうかが判断しにくいことに一因があると思われる。セールスに直結するかわからなければ開発途上のものを見せたくないという意向もあるだろう。逆にユーザーにしてみれば、やはり体験版やグッズをもらえることは大きい。今回はひさびさに体験版やゲーム映像を収録したDVD-Video、人形などのグッズが比較的多く配布され、そういった意味では来場者にとっては嬉しいことかもしれない。
ただ、個人的な感想としては昔に比べ、ゲームの試遊台に並ぶ人数が減っていることが残念でならない。以前は1台の試遊台に5人から6人程度のユーザーが並んで待っていた。今回のゲームショウなどを見ていると、イベントなどに多くの人が集まっても、試遊台には1人から3人程度しか並んでおらず、比較的楽にプレイできる状況だったようだ。もちろんソフトによっては多くの人が待ち行列を作っていたが、それも少なくなったように思う。せっかく発売前のソフトがプレイできる機会なので、ひとつでも多くのゲームをプレイして帰って欲しい。
社団法人コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会 (CESA) は、これまで春と秋の2回、東京ゲームショウを開催してきた。2002年は年1回、9月に開催することを決定している。CESAのリリースによれば、同種のイベントは年に1回開催の傾向であることと、「世界一のコンピュータエンターテインメントショウの評判を一層確実なものにするため」としている。
秋のゲームショウは年末商戦にも結びつくので、大きな意味合いを持つ。来年のゲームショウでどんなソフトやハードに出会えるのかが楽しみだ。
10月12日(金) (午前中は関係者のみ) |
31,975人 | 3月30日(金) (午前中は関係者のみ) |
34,329人 |
10月13日(土)一般公開日 | 48,059人 | 3月31日(土)一般公開日 | 38,639人 |
10月14日(日)一般公開日 | 49,592人 | 4月1日(日)一般公開日 | 45,112人 |
総入場者数 | 129,626人 | 総入場者数 | 118,080人 |
(2001年10月15日)
[Reported by 船津稔/Photo by 矢作晃 (akira-y@st.rim.or.jp)]
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