アスミック・エース、凝ったシステムで
何度でも楽しめるPS「東京魔人學園外法帖」

11月15日 発売予定

価格:6,800円 (通常版)
    9,800円 (特別初回限定版)


 アスミック・エース エンタテインメント株式会社は、「東京魔人學園剣風帖」の続編となるプレイステーション用伝奇時代劇アドベンチャーSLG「東京魔人學園外法帖」の開発を進めている。発売は11月15日を予定しており、CD-ROM3枚組で価格は通常版が6,800円、特別初回限定版が9,800円。特別初回限定版には、設定資料やキャラクターの画集が収録された全80ページにも及ぶハードカバーのブックレットや、ポストカードコレクションが収録され、パッケージも観音開きのデジパック仕様となる。

 「東京魔人學園外法帖」は1話ごとに、アドベンチャーパートの後にシミュレーションパートに進み、再度アドベンチャーパートが挿入されるゲームシステムとなっている。アドベンチャーパートは他のキャラクタとの会話や、プレーヤーキャラの行動選択によってストーリーが展開していく。また、他キャラクタへ“愛、友、怒、哀、無反応”といった9種類の感情で答える「感情入力システム」が用意されており、この対応如何で会話の内容やストーリー展開が変化するという。

【スクリーンショット】

■ 数多くの要素を併せ持った凝った戦闘システム

 アドベンチャーパートを受ける形で始まるシミュレーションパートは、まず最初にアドベンチャーパートとの間に設定されている編成インターバルにおいて、出撃するメンバーを選択したり装備変更などの準備を行なう。

 戦闘システムはターン制で、“行動力”という数値を消費することで進められる。“行動力”をすべて移動に割り振ることも可能だし、“行動力”が続く限り攻撃を繰り返すこともできる。キャラクタは戦闘によって成長していくため、この“行動力”もそれによって上昇していく。
 キャラクタが使う技に関してはレベルと属性、五行などが設定されている。レベルは技を使い込めば使い込むほど上昇していき、それに比例して威力もアップ。属性は、技によって特定の属性を持つものがあり、属性を持つ技を使うと一定の効果が現われる。例えば、“写し身技”は相手の使う技を最大6つまで覚え使用することが出来るようになる。このほかにも“毒”や“混乱”、“呪詛”など多数の属性が存在する。

 敵キャラクタも含め各キャラクタは木、火、土、金、水の五行属性のいずれかに属している。戦闘システムではこの五行が重要な意味を持ち、相性と相剋の2つのシステムが存在している。相性は攻撃時に、プレーヤー側のキャラクタの五行属性と相性となる五行属性の敵キャラが隣接した場合、使う技の行動力消費ポイントが減少する (つまり少ない“行動力”で攻撃可能となる) 。一方、相剋は、技の五行属性によって敵キャラと相剋している場合攻撃力が大きくなる。
 五行のシステムは重要で、敵キャラクタは五行の相性の良いキャラ同士、ペアで襲ってくる場合がある。この場合一体のキャラを吹き飛ばすなどして分離して戦うと有利になるといった作戦もあるという。

 このほか「方陣技」という1回の戦闘中に1度だけ使用することができる強力な技が存在する。これは特定のキャラクタで敵キャラや味方キャラを囲むことで発動することができる。この方陣技を使用すると使用したキャラクタの好感度 (友、愛、喜) が上昇。シミュレーションパートで上昇した数値は、アドベンチャーモーにも反映される。

 これら戦闘は1節につき1回発生することになるが、各話の合間のインターバルに用意された“霊場”においてストーリー展開とは別に思う存分戦闘だけど楽しむことができる。ここで戦闘を繰り返し、仲間を鍛えることでレベルアップ。ここでレベルアップしたり集めたアイテムは、もちろん本編にも反映される。霊場は1回戦闘を行なうたびに地下に1階づつ下がっていくのだが、各霊場ごとに数百というかなりの数の面数が用意されているようだ。
 各話インターバルには「式神創成」なる場も用意されており、ここでは式神と特殊アイテムの合成を行なうことができる。式神はアドベンチャーパートで手に入れ、キャラクタに装備することで戦闘時に呼び出すことができるもので、合成させることで能力は向上していくという。もちろんこの式神にも前述の五行は適応される。式神の種類は250種類以上が用意される予定。

【スクリーンショット】

■ ゲームはCD-ROM3枚組の大作

 「東京魔人學園外法帖」はCD-ROM3枚組となっているが、1本のストーリーが3枚に分かれているのではない。設定にも関係しているが、今回キャラクタは徳川側と鬼道衆側に分かれており、“陽ディスク”でゲームをスタートさせると徳川側でゲームがスタートし、“陰ディスク”でスタートさせると鬼道衆側でゲームがスタートする。
 “陽ディスク”でゲームをスタートさせると鬼道衆は敵方として登場し、“陰ディスク”でゲームをスタートさせると徳川側と戦うこととなる。徳川側でゲームをスタートさせるか鬼道衆側でスタートさせるかはユーザーの自由だが、終了後のデータは引き継がれるため、最初にプレイしたディスクでの行動内容によって違ったストーリー展開になる可能性があるという。
 “陽ディスク”、“陰ディスク”の2枚のディスクをクリアした時点で初めて3枚目のディスク“邪ディスク”をプレイすることができる。

 キャラクタデザインは前作に引き続き小林美智さんが担当し、堀江由衣さんや田村ゆかりさんといった声優が参加している。

【東京魔人學園外法帖 プロモーションムービー】
MPEGムービー 24.5MB
WMVムービー 2.19MB


【登場キャラクタ】
鬼道衆側の九角天戒 (こづぬ てんかい)。鬼道衆の頭目で、徳川に滅ぼされた家と父親の復讐のため外法を使い江戸を混乱に陥れる。「剣風帖」の九角天童は天戒の子孫 鬼道衆側の風祭澳継 (かざまつり おきつぐ)。見た目は子供のようだが強気な性格で、無邪気で残酷な一面を持つ 九角が信頼する家臣の一人で、武道に長けている
徳川側の美里 藍 (みさと あおい)。九角家の血を引く菩薩眼 (龍脈を読み予知などを行なう)の娘。「剣風帖」の美里葵は藍の子孫 徳川側の桜井小鈴 (さくらい こすず)。明るく活発な少女。「剣風帖」の桜井小蒔は小鈴の子孫

(C)2001 Asmik Ace Entertainment Inc./SHOUT!DESIGNWORKS

□アスミック・エース エンタテインメントのホームページ
http://www.asmik-ace.co.jp/
□公式ホームページ「真神庵」
http://www.ny.airnet.ne.jp/shout/

(2001年10月15日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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