Pacific Grand Prix of MOTEGIウェルカムパーティで |
パーティ会場入口に5台の「MotoGP2」最新バージョンがプレイアブルで設置された。上段にはオープニングデモ+αのムービーが3画面で絶え間なく流れる |
パーティ開始時刻前から始まったデモンストレーションには、アレックス・バロスらGPライダーをはじめ、チームスタッフが人だかりを作るほど注目を集め、ひっきりなしにゲームをプレイ。パーティが始まった時点で一度中断されたデモだが、途中から再開され、現在ポイントリーダーのヴァレンティーノ・ロッシ、日本人ライダーとして活躍中の中野真矢など、さらにプレイ人口は増加。今日が実質初めてのプレイだというのに、すっかりコースやマシンの扱いに慣れ、かなり熱いバトルを繰り広げていた。特徴的だったのは、ゲームオーバーになってもなかなかコントローラを放さず、何度もプレイしていた姿。ロッシは対戦相手を何度も変えながら、かなり長時間……というより、パーティ時間のほとんどをプレイに充てていた。
現場に来ていたこの作品のプロジェクトリーダーである株式会社ナムコ 第一開発本部 制作二部 課長・中村氏いわく、「前作でもかなりグラフィックはご好評いただきましたが、20台以上のマシンを同時に描画したり、プログラムなど苦労した点は多かった。しかし、今回はさらにプログラムの最適化を行ない、レインコンディションやより遠くまでの背景の描画に成功しました。PS2はまだまだいけますよ」とのこと。さらに「今回は『MotoGP』にゆかりの深いヨーロッパ版から制作を開始しました。現在ヨーロッパ版はほとんど開発を終え、日本版の開発を急ピッチで行なっているところです」と驚愕のコメントをいただいた。
前回の記事でお伝えしたリプレイのカメラに水滴が残ったり、前走車の巻き上げる水煙に視界がゆがむレインコンディションはすべてのコースにあるようで、処理落ちもなく非常にスムーズに動いていたところからしても、「MotoGP2」はほぼ完成に近づいているといえるし、今回トップライダーたちの集まる場所に試遊台を設置すること自体、スタッフの自信の表われといえるだろう。このバージョンは明日からの「Pacific Grand Prix of MOTEGI」において一般プレーヤーがプレイできるものと同じだという。
また、会場には「MotoGP2」キャンペーンガールの北川友美さん、海宝久美子さんが姿を見せていた。明日からのグランプリ会場にも姿を見せてくれるそうだ。
(2001年10月4日)
[Reported by 佐伯憲司]
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