和風ホラーの恐怖を凝縮した
テクモのPS2用ホラーアクションアドベンチャー「零~zero~」続報

2001年冬 発売予定

価格:未定

 テクモ株式会社はこの冬発売を予定しているプレイステーション 2用ホラーアクションアドベンチャー「零~zero~」の最新情報を公開した。この作品はこれまで「Project 0 (仮) 」として制作されてきたものだが、遂にタイトルが決定した。

 「零~zero~」では現われる霊などを、主人公“深紅”が古いカメラによって、写真に封じ込めるというこれまでにない方法が採用されている。今回公開されたスクリーンショットによると、迫り来る霊をカメラのファインダーで捉えシャッターをきることで霊を写真に封じ込めるまでが表現されている。
 「零~zero~」の映像はシャープなものではなく微妙にノイズっぽい画像を作り上げている。これまでのプレイステーション 2のシャープな画像表現ではあまりにも全てが見えすぎてしまい、“見えない恐怖”が表現されにくかった。今回は高感度フィルムで撮影されたかのようなノイズ感がこれまでとは違った恐怖感を引き出している。また和人形がズラリと並ぶ武家屋敷内部や少女の後ろに潜む少女など、オーソドックスながら根元的な恐怖感がきちんと表現されているようだ。

 カメラによるバトルに関しては画面の左下に表示されている数字がフィルムの枚数で、その右側に表示される“文字”は右に向かって表示される数が多いほど封印する力がアップしていることを示している。霊は封印されれると画面左下のフィルム数の上にある“封”の文字が青く点灯する。また、戦いの中でダメージを受けると右下のライフゲージが珠が割れるように消えていく。このほかにもスクリーンショットには“SPIRIT”と書かれたメーターが表示されていることから、精神力が戦闘にかかわってくるのかもしれない。

 和風ホラーとしてはひさびさに期待度の高いこの作品。また続報が入り次第お伝えしていくつもりだ。

【スクリーンショット】
背後の少女はなにを訴えたいのか。どんなことが起こるのかわからないが、背後に潜む恐怖だけがプレーヤーに重くのしかかっていく…… こちらは背後に迫る霊。はっきり見えるわけではなく、かといって視認できないわけではない……微妙なノイズ感がリアルな霊を感じさせる 竹藪にある墓地を主人公の灯りがボゥッと照らしている。これからどんな恐怖が待ちかまえているのだろうか
バトル風景。眼前に迫る霊だが、臆せずにまずは霊をファインダの中央に収めなければならない シャッターをきった瞬間。霊にダメージを与える魔法陣のような印が現われる。成功すれば霊は吸引される 失敗なのか? 深紅につかみかかる霊。振り払うことができるのだろうか
暗がりにうっすらと陽炎のように揺らめく霊。見失わないように注意しなければならない もう心霊写真とか言うレベルではなく、霊そのものの写真。霊のゆがんだ顔がプレーヤーの恐怖感を増幅させる 霊が消滅する瞬間。断末魔の叫び声が聞こえてきそう……
這いずるように気味の悪い動きで迫ってくる手の長い霊。当然プレーヤーは左右だけでなく上下の動きにも対応しなければならない 霊が接近してきた瞬間。逃げ出したくなるような瞬間だが、プレーヤーはこの恐怖に立ち向かっていかなければならない

(C) TECMO,LTD.2001
※画面は開発中のものです

□テクモのホームページ
http://www.tecmo.co.jp/
□「零~zero~」のページ
http://www.tecmo.co.jp/product/pzero/index2.htm
□関連情報
【7月27日】カメラで霊を倒すホラーアクションアドベンチャー
テクモPS2「Project 0(仮)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010727/tecmo.htm

(2001年9月28日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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