ナムコ、セガ「協調と競争」による業務提携を発表 アミューズメント事業において協力関係を推進
9月20日 発表
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左からセガ代表取締役COO・香山哲氏、ナムコ代表取締役副社長・高木九四郎氏 |
株式会社ナムコと株式会社セガは、20日共同で発表会を開催した。「今後の業界発展に向けた、ナムコとセガ両社の新たな取り組み」と題されたこの発表会には、セガ代表取締役COO・香山哲氏、ナムコ代表取締役副社長・高木九四郎氏が出席した。
まず、ナムコ・高木副社長が挨拶。「両社の経営磐石化を目的とし、アミューズメント関連の包括業務提携に合意した」と発表した。「両社が提携することで、アミューズメント事業における購買、生産、物流、保守・サービスに関する筐体部品の共有化、マザーボードの共同開発などを行なう」ことを明らかにした。
続いてセガ・香山COOが発言。「両社は24の委員会を設け、半年前から協議していた。景品の物流に関してはすでに両社はセガ・ロジスティックサービスで一元化しているが、AM機器や中古機器に発展させて、将来的にはナムコさんの資本参加を視野に入れた話をしている」とした。「この提携には、アミューズメント事業のコストダウンはもちろん、業界のトップリーダーとしての新たな創造のための強い意志の現れだ」とも続け、単なる経費削減のためのミニマムな提携ではなく、両社の協力によるアミューズメント事業の未来を見据えたものであることをアピールした。具体的な提携概要は以下の7つとなる。
- アミューズメント事業における購買、生産、物流、保守・サービスに関する業務提携
- アミューズメント施設、テーマパーク事業に関する業務提携
セガの「ジョイポリス」、ナムコの「ナンジャタウン」の協力関係締結。ロケーションにおけるイベントの共催や中古機器の相互の活用なども含まれる。
- 「ブロードバンドアライアンス」に伴う、アミューズメント施設事業およびコンテンツ配信事業に関する技術・業務提携
ナムコ、セガ、ソニー・コンピュータエンタテインメントの3社において締結されているブロードバンドネットワークアライアンスをベースに、ゲームおよび映像配信、カラオケなどの配信システムを共同開発。なお、これはあくまでアミューズメント事業においての連携であり、ナムコ、エニックス、スクウェアのコンシューマ事業におけるアライアンスなどとの協調も考えられなくはないが、現状はまったく未定とのこと。
- ネットワーク技術開発に関する技術提携
「バーチャファイター4」で実現されたセガの「VF.NET」に、ナムコの業務用マザーボード「システム246」の接続を実現。また、店舗間の高速ネットワークシステムをセガ、ナムコ店舗の間で確立する。これはネットワークインフラの重複を避ける意味合いもある。
- 次世代業務用汎用3Dコンピュ-タグラフィックスボードの共同開発・技術提携
ナムコ・開発技術部とセガ・ハードウエア研究開発部が共同で次世代3Dグラフィックマザーボードの仕様を策定、システムを開発。ハイエンドレベルのものから、互換基板などボトムレベルのものまで幅広い応用が考えられる。しかし、すべての基板開発を共有化するということではなく、独自のものも引き続き開発していく。
- 大型アトラクションや業務用ゲーム機器等を駆使した、新機軸のコンテンツに関する共同開発・技術提携
既存のアミューズメント施設、テーマパークの枠にとらわれない新機軸の“遊びの創出”を狙いとしたもの。「セガとナムコの技術を投入すれば、ディズニーでも家庭用ゲームソフトメーカーでも実現できない新たなものが開発できる」と香山COOは述べた。
- 知的財産権の相互活用
両社が多数所有する技術特許を共用することで、開発の効率化、新たな技術の開発を促進する。
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提携内容説明のあと、ナムコ代表取締役会長兼社長の中村雅哉氏が登場。最後はソニックとナジャブ、そしてセガAM事業部執行役員・上原武氏が登場し、記念撮影で堅く握手 |
□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□プレスリリース(ナムコ)
http://www.namco.co.jp/home/pr/2001/sep/press03.html
□プレスリリース(セガ)
http://sega.jp/release/nr010920_2.html
(2001年9月20日)
[Reported by 佐伯憲司]
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