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ニンテンドーゲームキューブついに発売! 秋葉原、池袋、有楽町編 |
秋葉原、ラオックス ザ・コンピュータゲーム館の前に列をなすユーザー達 |
価格:25,000円 (本体)
'99年の5月12日にコードネーム「Dolphin」として開発が表明された「ニンテンドーゲームキューブ」が遂に発売された。ゲームキューブはゲームボーイアドバンスとセットで開発が進められていた経緯があり、これまでにない遊びを提供してくれるという点で、ゲーム業界のみならず各方面から期待されている商品。
現状において、ソフトのラインナップは少ないが、ゲームソフトが作りやすいという特徴を持っていることから、徐々にそういった問題点も解決すると思われる。その一端となるのが、13日にカプコンから電撃的に発表された「バイオハザード」シリーズの独占供給。任天堂の宮本氏によれば「バイオハザードがゲームキューブというプラットフォームのカラーにあっているのかどうかかわからない」とコメントしていたが、一方で、8月に行なわれた任天堂の発表会において浅田篤氏は「子供だけでなく大人でも楽しく」と幅広い年齢層にアピールしていくソフトラインナップを考えている発言もあった。2002年に入ってからのゲームキューブのラインナップがプラットフォームの動向を探る上で大きな意味を持つだろう。
ゲーム業界にとってハードウェアの発売と言うことで注目を集めているが、秋葉原においては思ったよりも静かな立ち上がりとなった印象だ。平日であるため、むしろ夕方に立ち寄るユーザーが多いのかもしれない。それでも秋葉原ではラオックス ザ・コンピュータゲーム館の前に深夜から徹夜組が並び始めるなど、熱心なゲームユーザーが集まった。ラオックス、ソフマップ、メッセサンオーなどは開店時間を7時に繰り上げてゲームキューブの販売に備えた。
しかしなんと言っても驚きだったのが、秋葉原における7時の開店に駆けつけたユーザーの半数近くが外国人ユーザーだった点。何度か秋葉原の早朝販売を取材しているが、ここまで外国人が多かったことはなかった。それだけ、海外において任天堂ブランドが強いことの現われと言えるかもしれない。
ラオックス ザ・コンピュータゲーム館の7時開店と同時に、よほど嬉しかったのか外国人ユーザー達は「ヒャッホウー」と大はしゃぎ状態。日本人ユーザーの静かな雰囲気とは対照的で、反応を見ているだけで楽しそうだった。
ラオックス ザ・コンピュータゲーム館では行列に並んだユーザーに、ゲームキューブではDVD-Videoや音楽CDがかからない点をQ&A形式で紹介すると共に、同時発売ソフトや周辺機器の購入に関するチラシを配った。また、購入時にはビデオケーブル類などに関する説明をきちんと行なっていた。
同時購入するソフトは様々だったが、やはり「ルイージマンション」がダントツの強さ。ただし、海外ユーザーは大体が、同時発売タイトル3作品とも購入していた。中には「スーパーモンキーボール」を遊びたいがために、コントローラを4人分揃えるかなり熱心なユーザーもいた。購入者に聞いてみたところ「任天堂だから安心して買える」とコメントするユーザーが多かったことも印象に残った。
■ 池袋は300人を超える人々がビッグカメラ店頭にならぶ
池袋のビックカメラ池袋店では、午前5時45分の段階で約30人ほどが行列を作り7時からの早朝販売に望んだ。最終的に7時30分頃には300人ほどの行列となった。行列を作った人達には整理券を配布。価格については本体がメーカー希望小売価格の25,000円だが、ソフトに関しては「ルイージマンション」、「ウェーブレース」が6,480円で、セガの「モンキーボール」が5,480円となっていた。
ビックカメラ池袋店で、先頭からずらっと並んだユーザー達 | 朝7時から販売することを告知する張り紙 |
販売価格はメーカー希望小売価格の25,000円だが、ポイントサービスが付く | ゾクゾクと売れていくゲームキューブ本体 |
■ 有楽町ビックカメラは30人ほどの行列
(2001年9月14日)
[Reported by 船津稔/矢作晃/佐伯憲司]
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