ECTSレポート

その他のアドベンチャーゲーム、エデュテインメントソフトを紹介

会期:9月2日~4日(現地時間)

会場:ExCeL London

 海外のゲームショーで忘れずにチェックしておきたいのは、エデュテインメントソフトとアドベンチャーゲーム。いずれも、日本のPCゲームでは目だったものが少ないジャンルなだけに、欧米の豊富なラインアップは羨ましいかぎりだ。なお、発売時期の記載はいずれも欧米でのスケジュールとなる。

【The Final Cut】

 ヒッチコックの熱狂的なファンだった大富豪を巡るミステリアスなアドベンチャーゲーム。富豪の屋敷内で映画の撮影をしていたクルーがある夜、突然消えてしまった。プレーヤーは大富豪の姪に調査を依頼された探偵となって、この謎の真相に迫らなければならない。ゲーム全編にヒッチコック映画のエピソードとエッセンスが散りばめられているのが特徴の、スリルあふれる作品だ。2001年9月発売予定。

□arxel tribeのホームページ
http://www.arxeltribe.com


【Pinchcliffe Grand Prix】

 ノルウェーのゲームメーカーCaprinoが出展していた「Pinchcliffe Grand Prix」は、同名の映画がモチーフになったゲーム。映画は'75年の公開当時、人口400万人のノルウェーでチケット550万枚が売れたというビッグタイトルだ。
 ミニゲームがたくさん収録されていて、これに勝つと、映画のクリップやIl Tempo Giganteという名の車のパーツを獲得でき、レースにチャレンジすることができる。ゲーム内の画像はいずれもくっきりすっきりと美しく、細かなところまで描き込まれているので、遊んでいて飽きることがなかった。

□Caprino Video Gamesのホームページ
http://www.caprino.no


【BEASTS】

 ヒマラヤの山々が舞台という珍しいアクションアドベンチャーゲーム。今年の2月にはリアルタイムストラテジーとしての発表があった「BEASTS」だが、ECTS会場のクローズドブースではアドベンチャーゲームと発表されていた。
 Yeti(イエティ = 雪男)の伝説をモチーフにしたストーリーで、プレーヤーは少林寺の僧を操作して西洋人の侵攻からYetiを守らなくてはならない。ゲームは3人称視点のアクションアドベンチャーで、古代呪術士の秘法で場面に応じてネズミや鷹、そしてイエティとなってゲームを進めていくことになるという。

(c)2001 Creature Labs Ltd & Just Flight Ltd. All rights reserved.

□Creature Labsのホームページ
http://www.creaturelabs.com/


【Paddington】

 おなじみ、クマのパディントンが主人公のエデュテインメントソフト。彼と共に世界7カ国をまわり、いろいろなキャラクタ達に出会いながら、簡単なミニゲームや塗り絵を楽しめるようになっている。ロンドン、リマ、ニューヨーク、香港、オーストラリア、ローマ、パリをめぐる豪華な旅気分も味わえる。

□arxel tribeのホームページ
http://www.arxeltribe.com


【The Amazing Virtual Sea-Monkeys】

 生の (?) シーモンキーを道行く人々に配っていたCreature Labsでは、シーモンキーのバーチャル育成ソフトが展示されていた。8歳以上を対象にしたエデュテインメントソフトで、水槽の作成管理やシーモンキー達の機嫌・体調の調整なども含んだ育成シムになっている。成長したシーモンキーには真珠取りを教えられるなど、意外に本格的なゲーム性を持っていて、エデュテインメントだからといって侮れない内容だ。2001年10月に発売予定。

(c)2001 Creature Labs Ltd & Just Flight Ltd. All rights reserved.

□Creature Labsのホームページ
http://www.creaturelabs.com/


□ETCS2001のホームページ
http://www.ects.com/

(2001年9月6日)

[Reported by 西尾ゆき]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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