「ときめきメモリアル3」今度は伝説の“坂”の上で愛の告白
OPテーマは“ZARD”で、発売は12月20日に決定!!

12月20日 発売

価格未定

 コナミ株式会社は恋愛シミュレーションの先駆けとなった同社の「ときめきメモリアル」のシリーズ最新作「ときめきメモリアル3」を、プレイステーション 2プラットフォームにおいて12月20日に発売すると発表した。価格は未定。3作目にして登場キャラクタの描画にポリゴンを導入するなど大幅な変化を見せている。

 都内で開催された発表会で壇上に立ったコナミCS事業本部長の北上一三氏は「ようやくお見せできるところまできた。ゲームの進化の方向として、仮想体験というかリアルな方向に向かってきているが、このシリーズはまさにその一番先頭だ。『ときめきメモリアル3』では初めてファンドを導入したこともあり、ぜひとも成功させて喜びを分かち合いたい」と挨拶した。

「ときめきメモリアル3」のゲーム画面。キャラの動きは確かに違う こちらは会場で公開されたイベントシーンのひとつ。ゆかた似合ってます スケジュールに沿って過ごすことでパラメータが変化する

 このあと、「ときめきメモリアル3」の制作部長を務める斎藤幹雄氏、EVS (エモーショナル・ボイス・システム) のプログラムを担当した笠井治氏、制作ディレクターの村山隆徳氏が壇上で新作について説明した。

 まず最初に説明があったのがEVS。追加機能が搭載されており「バージョン2」と言える内容になっているという。システムの名称どおり、いかに“感情的”に喋るかがこのシステムのベースとなるところだが、今回は前作で採用されたシステムのアルゴリズムを踏襲しながらもプログラムコードを一新。また、前作ではCD-ROM5枚組で、EVSは別ディスクとして収録されていたが、今回はDVD-ROMに収録されるため、全て1枚に収まっているという。

 前作との変更点としては、アクセントを内部において推測しており、地方出身のキャラクタによっては同じ名前を呼んでも、きちんと標準語とは違うイントネーションで喋るという。発表会では関西弁を喋るキャラクタがそれらしく名前を話していた。さらに、前後の文脈を解析し、どのように喋ると自然かを演算し、微妙に変化させるという。
 また、名前を入力するとイントネーションを作成する画面となり、入力が終わり最終的に作成ボタンを押すと合成が始まるが、ほぼ瞬間的に終了する。前作ではかなりの時間がかかったが、今回はリアルタイムで合成が完了するという。

EVSの画面。こちらは名前入力画面。従来どおり苗字とあだ名を入力する 苗字のところをよく見ると上に赤線、下に青い線が見える。これがイントネーションを現わしている EVS2の説明を行なうコナミの笠井治氏。今回はプログラムコードを作成したという

 続いて説明があったのが、シリーズで初めて導入されるトゥーンレンダリングに関する説明。基本的に特殊な方法ではないが、導入の理由について村山氏は「トゥーンレンダリングを導入することでキャラクタの動きのバリエーションが増えている。アニメーションをつなぎ合わせていくと綺麗に見えないが、トゥーンレンダリングだと自然に見える。また、夕方や夜のライティングや、特殊なイベントがたくさんあるなど、色々考えていくとアニメーションの発注量が非現実的なものにふくれあがってしまう。そういった意味ではトゥーンレンダリングなくして「ときめきメモリアル3」は完成しなかった。とコメントした。

 もちろん全てのキャラクタにおいて口パクが用意される。キャラクタのアニメーションについてはVGAサイズのグラフィックを秒間60フレームで描画しており、かなり自然な動きを実現している。同氏によれば「これまでトゥーンレンダリングといえばメカものが多かったが、今回人物に適用する事が可能となり、恋愛シミュレーションでも採用できるレベルまで技術的に高かまってきた」と語った。

左が通常のレンダリング。右がトゥーンレンダリング トゥーンレンダリングを中心に説明を行なった村山隆徳氏
「ときめきメモリアル3」では秒間60フレームでVGAのリアルタイムレンダリングを行なっているという

 ゲームのシステム的な変更点ではデート中に喫茶店などによることができ、そこで勉強や趣味など自分の好きな会話を選択して行なうことができる。また、デートに着ていく服も選択することができる。この2点に関してはユーザーの要望が高かった点を反映して導入されたのだという。このほかにもデートスポットが増やされ、バリエーションが豊かになっている。

 さらに、今回から学校が遂に週休2日制となる。このことによりこれまで平日と休日をまとめて一つのコマンドだったが、2つに分けられているという。休日をどのように過ごすか計画することがより自由になり、戦略性が高まったという。
 ユーザー自身がよりゲームの主人公に感情移入できるように部屋のコーディネートをある程度関与できるようになっている。スポーツ好きな人であればそういったタイプの部屋に直すことができるわけだ。

 最後に、「ときめきメモリアル3」のオープニングテーマにZARDが起用されたことが発表された。ゲームにあったアーティストということでZARDに白羽の矢がたった。ボーカルの坂井泉水さんにゲームの世界観を理解してもらい、作詞も手がけているという。曲のタイトルは「Seven Rainbow」でオープニングに流れるだけでなくCDとしても発売される予定だという。

今回新たに加わったデートの時の服選び。斎藤氏によれば「最近の人はおしゃれなので入れて欲しいとの要望が多かった」という 「ときめきメモリアル3」の制作部長の斎藤幹雄氏 オープニングテーマはZARDに決定

 ちなみにこれまで“木”、“鐘”で女性に告白される……というストーリーだったが、今回もキュンと来るようなストーリーが用意されている。今回は私立もえぎの高校が舞台。学校の通学路とは別に使われなくなった旧道にある男社と女社。このお社を結ぶ旧道にある“坂”で「運命のその日、桜の舞い散る中で愛を誓い合った二人は永遠に結ばれる……」という伝説をベースに話は進んでいくことになる。

牧原優紀子。ちょっぴり内気だけどどこにでもいる娘。“3”におけるヒロインの位置にある女の子 河合理佳。斎藤氏によれば「ファンの要望で登場しためがねっ娘」だとか。メカトロニクス少女 相沢ちとせ。牧原優紀子の親友。ファッションセンスバツグン。関西弁少女
神条芹華。神出鬼没でミステリアス。謎の多い少女で少しぶっきらぼう 橘恵美。合気道をたしなみ武道を愛する大和撫子。日本武道は一通りこなす 卸田万里。母は女優、父は映画監督という華やかな世界に生きる少女。少々高飛車な面も

最後に「ときめきメモリアル3」のキャラクタと制作者達で記念撮影 「やっとお見せできるところまで来た」とコナミCS事業本部長の北上一三氏

(C)2001 KONAMI & KONAMI COMPUTER ENTERTAINMENT TOKYO

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.konami.co.jp/press/2001/08/120/r.13.08.30.html

(2001年8月30日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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