アスキー、「ダービースタリオン」馬名の実名使用訴訟に勝訴

8月27日 発表

 株式会社アスキーが発売した競走馬育成シミュレーション「ダービースタリオン」において馬名を実名使用されたとして、馬主23人が訴訟を起こしていた裁判で、東京地方裁判所は原告の訴えを退ける判決を下した。

 今回の判決では馬主のパブリシティ権の解釈が焦点となっていたが、判決においては「人格権が侵害されない」とし、原告の訴えを棄却した。今回の判決により、競走馬の実名を使ってもよいという事になる。判決に関してアスキーは「判決でアスキーの訴えが認められたと言うことで、今後とも同様の主張を繰り返していく」とし、控訴などが行なわれた際も変わらず主張を繰り返していく姿勢を示した。

 なお、これとは別にテクモが「ギャロップレーサー」、「ギャロップレーサー2」において馬主から訴えられている件に関しては、名古屋地裁において逆にパブリシティ権が認められる判決が下り、テクモ側はこれを不服として7月から最高裁判所において審理が開始されている。

□アスキーのホームページ
(8月28日現在この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.ascii.co.jp/

(2001年8月28日)

[Reported by 船津稔]

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