任天堂スペースワールドレポート

触って遊んだ注目タイトルを一挙紹介(GC編)



 いよいよ8月25日から一般公開となる「任天堂スペースワールド」。ニンテンドーゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス、ゲームボーイカラーの新作タイトルに直に触れるチャンス。本日の特別招待日もかなりの人出で、注目度の高さが伺えた。出展作はトータルで70を超え、はっきりいって1日では遊びつくせるものではない。限られた時間ではあったが、手当たり次第記者がプレイしたインプレッションをお届けしよう。


■ニンテンドーゲームキューブ編(任天堂タイトル)

「コロコロカービィ2」体験コーナー。会場入口左手奥にあるので見過ごしがちだが要チェック
 23日に任天堂・宮本氏が実演デモを行なった「コロコロカービィ2」が実体験できるコーナーが盛況。GBAをコントローラに、傾斜センサーの付いたカートリッジが張りつけてあり、TV(GC)とGBAの両画面を見ながらプレイ。GBにもあった傾斜センサーだが、操作のダイレクト感はかなりよい印象を持った。センサーの反応は敏感過ぎず、かといって緩慢というほどでもない微妙な感じ。GC画面で落下したらGBAでデデデ大王をうまくコントロールすればキャッチでき、GBAからカービィを打ち上げ復帰するというシステムは楽しいうえに優しい作り。

 「ルイージマンション」、「ウェーブレース ブルーストーム」は本体同時発売ということもあり、完成版が会場に大量に展示されており、発売日購入ソフトの選定のためか、プレイ待ちの列も長かった。プレイ時間が長めになりがちな「ルイージ~」をプレイしたい人は早めにチェックしておくことを勧める。大勢のピクミンを引き連れて走るだけでも楽しい「ピクミン」も同様だ。

 気持ちよさではおそらくこれが随一と思われたのは「大乱闘スマッシュブラザーズDX」。パーティプレイゲームとしての完成度も上がり、キャラクタもより見やすく、演出もハデ。アナログ仕様のコントロールスティックの操作が基本となるので、シンプル操作でもドカーンと吹き飛ばせる気持ちよさを重視した作りが伺える。24、25日には大会も催される。

 逆にまったりとしたゲームが好みの人は、やはり「どうぶつの森+」と「動物番長」がオススメだ。「動物番長」は今までにないアナログ操作が特徴で、チュートリアルをプレイしつつ操作に慣れてくると、なんともいえない味わいを持ったゲームであることがわかる。「どうぶつの森+」は、基本的に前作を踏襲した作りだが、GBAとの連動で遊びが広がるので、完成が楽しみ。

 しっとりとしたグラフィックが印象的な「エターナルダークネス 招かれた13人」は、重厚感あふれる演出がウリ。アクションアドベンチャーになってフォックスを操る「スターフォックスアドベンチャー ダイナソープラネット」も、3Dアドベンチャーとしてゆっくり楽しみたいと思わせるデキだった。

直感的な操作をアナログスティックでこなす「動物番長」 続編というよりは強化版だが、やはり楽しい「どうぶつの森+」 爽快感がさらにアップした「大乱闘スマッシュブラザーズDX」
本体同時発売の「ルイージマンション」。スポット処理がホラー感覚を演出する 洋ゲー風の印象を持った「エターナルダークネス 招かれた13人」のグラフィック シューティングからアクションへ。「スターフォックスアドベンチャー ダイナソープラネット」


■ニンテンドーゲームキューブ編(サードパーティタイトル)

オンラインプレイを早くも体験できる「PHANTASY STAR ONLINE (仮)」
 セガタイトルの並んだ一角は発表タイトルがすべてプレイアブルとかなりアグレッシブ。「SUPER MONKEY BALL」、「VIRTUA STRIKER 3 ver.2002 (仮)」はアーケード感覚でプレイでき、映像面はすべてパワーアップしているのがハッキリわかる。「SUPER MONKEY BALL」は家庭用オリジナルモードが要チェック。そして「ソニックアドベンチャー2」も早速プレイアブルで展示され、DC版を凌駕するクリアなグラフィックが楽しめる。

 そして「PHANTASY STAR ONLINE (仮)」は、ネットワーク4人同時プレイ台、画面4分割協力プレイ台、そしてシングルプレイ台×2という構成。時間交代制となっているので、サクサクプレイしてみたところ、ヒューキャシール(女性型アンドロイドハンター)、フォーマー(男性フォース)の姿が見られた。画面4分割プレイもストレスなくできる。森ステージがプレイでき、シングル台ではシルドラゴンに凍らされる人が続出。

 マルチプラットフォーム開発を表明したフロム・ソフトウェアの「RUNE (仮)」は、カードアクションRPGというジャンルがしっくりくるタイトル。使用するカードから呼び出したキャラでアクション感覚あふれる戦闘が楽しめる。RPGモードもあり、経験値を稼ぐことによって強化できるようなので、カードコレクションとキャラ強化と、長く遊べるタイトルになりそう。

 アクションといえば、EAスクウェアの「SSX TRICKY (仮)」、「FIFA2002 Road to FIFA WORLD CUP」もなかなか軽快な操作感が楽しめた。

本体同発のサードパーティ唯一のタイトル「SUPER MONKEY BALL」。モードの多さがうれしい もう激走していた「ソニックアドベンチャー2」 「RUNE (仮)」は演出がとてもインパクト大


□関連情報
【8月24日】触って遊んだ注目タイトルを一挙紹介
ゲームボーイアドバンス/ゲームボーイカラー編
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010824/ninten2.htm
【8月24日】ニンテンドーゲームキューブ用ソフト、発売日一覧を公開
パッケージサイズを米国より小さく変更
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010824/ninlist.htm

(2001年8月24日)

[Reported by 佐伯憲司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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