KDDI株式会社は、データ通信専用サービス「データ・オン・デマンド（DOD）」を利用した多人数通信対戦ゲーム専用ネットワークサービス「マルチマッチングサービス」を、6月15日より開始する。料金は、チャット利用時が3分10円、ゲーム対戦利用時が1分10円～13円で、ゲームソフトにより設定可能。。株式会社アクセスが開発した、同サービスに対応するミドルウェアを搭載したゲームソフトで利用可能となっている。

　「マルチマッチングサービス」は、KDDIが昨年3月にサービスを開始した「マッチングサービス」の機能を拡充したもので、対戦格闘ゲームなどの“1対1”はもとより、レースゲームやサッカーなどのスポーツゲームなど“複数対複数”の多人数対戦が可能。また、ロビーサーバでのチャットを継続したまま対戦ゲームが利用できる料金制も導入されている。
　料金は、チャット利用時が3分10円。ゲームは対応ソフトごとに1分10円～13円の料金設定が可能。サーバーへの接続にインターネットを利用しないため、常に一定の回線品質を確保した快適なプレイが楽しめるとしている。

　同サービスを利用するには、マルチマッチング対応ミドルウェアを搭載したゲームソフトが必要。サービスが開始される6月15日の時点で多人数通信対戦に対応するゲームソフトはないが、株式会社カプコン、株式会社タイトー、テクモ株式会社、株式会社バンダイなど複数のゲームメーカーが、対応ゲームソフトの発売を今後予定しているという。

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(2001年5月29日)

[Reported by 北村孝和]