ネクストウェア、PS2を社員300人に配布しイントラネットを構築
今後は在宅被介護者向け情報伝達システムへ拡大

豊田祟克社長 (左) と襟川恵子コーエー代表取締役社長(右)
5月24日 発表

 ネクストウェア株式会社は全社員約300名にプレイステーション 2を配布し、イントラネットを構築する。プレイステーション 2を使ったイントラネットシステムは世界初としており、今後同社の主力分野のひとつである在宅被介護者向け情報伝達システムへと応用し、販売していきたい意向だという。

 都内で行なわれた記者会見で、同社社長の豊田祟克氏は「パソコンは個人のシステムであり、我々は家族全体をも含めた社員全体でコミュニティを形成し、情報を共有していこうと思った。コミュニケーションを考えたとき、パソコンではなく (より一般的な) TVのほうがよいと考えた。PS2であればDVD-Videoも見ることができるし、ゲーム機として面白いコンテンツも揃っている」とPS2を採用した理由を明かした。
 イントラネットはインターネットベースで制作。サーバーはIBMのLinuxサーバーで、クライアントとなるPS2とメモリーカードが配布され、アイ・オー・データのモデム「P2GATE」を使用してネットに接続する。ブラウザはエルゴソフトの「EGBROWSER」を採用。福利厚生などが書かれた掲示板などのほか、欠勤届なども入力することができる。

 発表会にはコーエーの襟川恵子社長も駆けつけ、ネクストウェアの介護システムと連携し、同社のモーションキャプチャ技術や3DCG技術などを提供。今後、新しいビジネスを模索していくという。

イントラネットのトップページ 福利厚生などの話題が書かれた掲示板 システムに関するスライド。クライアントのPS2は増設メモリがプラスされている

□ネクストウェアのホームページ
(5月24日現在この情報は掲載されていない)
http://www.nextware.co.jp/

(2001年5月24日)

[Reported by 船津稔]

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