Electronic Entertainment Expo 2001現地レポート

UBI Soft~会場で最も多くのPCゲームを出展
「CONFLICT ZONE」「TOMCRANCY'S GOHST RECON」ほか

会期:5月19日(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

■ 「CONFLICT ZONE」~フランス軍協力のもとに
科学者が開発している本格現代戦略SLG

地形的有利不利も戦闘結果に影響を及ぼす
 博士号を持つ科学者Christophe Meyer氏がプロジェクトリーダーとなり、フランス軍の協力の下制作が行なわれているのが「CONFLICT ZONE」だ。
 これまでの戦略ゲームでは、ユニット数が多くなってくると、ユニットの操作だけに追われ、プレーヤーはいつのまにか「軍団を指揮する司令官」というよりは「ユニットに操られている召使い」のような状況に陥りがちであった。これは人気SLGの「Age Of Empires」「大戦略」といった作品にもある程度言えたことだ。

 「このゲームの特徴は非常に高度なAIにある。」とMeyer氏。各ユニットに基本的な行動パターンを指示しておけば、あとはその命令通りに各ユニット、あるいは各小隊が独自の判断で自動的に行動するのである。
 たとえば敵機動部隊が視界内にいるとする。自軍ユニットでこれらに攻撃を仕掛ける場合、これまでのSLGでは自軍ユニットを射程範囲内に直線的に移動、そして射程範囲内に達すると自動的に攻撃を開始するシステムのものが多かった。数に差があったり、攻撃力に差があると勝負は一瞬にしてついてしまう。

AIの制作を担当したChristophe Meyer氏。CONFLICT ZONEはフランスのM.A.S.Aによって開発中。販売がUbiSoft。

 ところがこのCONFLICT ZONEでは、攻撃命令を出すと、あるユニットは地形に隠れながら、あるユニットは壁づたいに迂回しながら、別のユニットは敵の気を惹くために陽動的な行動をする……といった感じで、組織的かつ戦略的な進軍を自動的に行なってくれる。指揮官であるプレーヤーは指令と戦略の組み立てだけに集中できるわけだ。

 多少の戦力差があっても、もし優位に利用できる地形的条件があれば、これをも最大限に利用して自動的に戦ってくれるため、数と戦力だけの単純な物量戦にはならない。グラフィックスは完全3Dベース。3Dエンジンもオリジナルだ。登場する兵ユニットは陸海空の3種類。歩兵だけでなく、戦車、戦闘機、戦艦、潜水艦なども登場する。

 登場軍事ユニットはフランス軍の協力のもとに制作中で、実在する現代兵器を再現、あるいはモディファイしたものを登場させているとのこと。発売は2001年9月を予定。4月25日版の「DEMO & PATCH」でプレイアブルDEMOを紹介しているので、そちらもぜひ参照してみてほしい。

【スクリーンショット】
「戦闘の模様はテレビ中継されて市民の目にさらされる」というフィーチャーもユニーク。ひどい戦略は大衆の反感を買い、ひいて軍事予算が削減されてしまうこともあるらしい。「マスコミと大衆」という要素まで「現代戦」を再現
形的条件を駆使、あるいは克服して最前の戦略を立てるのがプレーヤーの仕事 「CONFLICT ZONE」では内政にそれほど力を入れなくても楽しめるようになっている」とのこと 基地の防衛もある程度自動的に行なってくれる
海戦もあるようだ 新開発のフル3Dエンジンを採用 グラフィックスは非常に美しく、リアリティに溢れている

(C)MASA / Ubi Soft Entertainment

■ 「LOOSE CANNON」~レーシング+FPS?~
ハリウッド・バイオレンス映画の主人公になりきれ!!

 「LOOSE CANNON」は、レースゲーム的要素と3Dアクションシューティング的要素をうまくミックスさせた3Dアクションアドベンチャー。プレーヤーはバウンティハンター(賞金稼ぎ)となった、町の各所で起こる事件解決の依頼を受けることになる。

 設定はありふれているがゲームシステムは実にユニーク。事件発生場所へは、なんと自分で車を運転して移動しなければならないのだ。そう、このときは自動車を実際に操縦することになり、つまり移動中はレーシングゲームとなるのである。

 そして移動中、敵とのカーチェイスとなる場合もあり、さらにはハリウッド・バイオレンスでお馴染みの車をドライブしながらの銃撃戦にも発展する。目的地に着くとシームレスに主人公視点の第一人称シューティング(FPS)へと移行。敵をうまく追いつめられればいいがまた車に乗って逃げられてしまうこともある。その場合プレーヤーは、これまた映画のシチュエーションによくある「近場に止めてある民間人の車を拝借」してさらに追跡を行うわけだ。

 マイカーは得られた賞金で随時パワーアップ可能。主人公宅のガレージで、武装をとりつけてボンドカーのようにしたてることもできるようだ。発売は2002年を予定。

車を降りると突如1人称シューティング画面へと変わる

闘争するゴミ回収車を追いつめろ 活躍の舞台となる町はかなり広く緻密に再現されている 怪しいゴミ回収車を尾行中

■ 「TOM CRANCY'S GOHST RECON」~
あのRainbow Sixの続編か?

「TOM CRANCY'S GOHST RECON」。室内の薄ぼんやりとした明かりの表現が際だってうまい
 コンバットシミュレーションゲームの傑作「Rainbow Six」を送り出したRED STORM Entertainment社が現在開発中の新作コンバットシムがこれ。

 チーム「ゴースト」は最新兵器の実験部隊を兼ねた特殊部隊で、テロリストの制圧から人命救助まで行なうことができるプロフェッショナル達で構成される。
 ゲームシステムはRainbow Sixにそっくりで、装備とチームメンバーの選択を行なったあと、地図を見ながら各メンバーをどう進軍させるかを指示、そして実際に作戦開始……というふうに進行していく。

 ブースで公開されていたプレイアブルデモでは戦車やヘリコプターなどが登場してくるシーンもあり、ゲームシステム的にはRainbow Sixでもビジュアル面は大部異なったものになっている。グラフィックエンジンは、新開発の3Dエンジンを採用しているそうだ。発売は2001年第4四半期を予定。


□E3のホームページ
http://www.e3expo.com/

(2001年5月22日)

[Reported by トライゼット 西川善司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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