SNK、民事再生手続き開始を申請 自主再建を断念
4月2日 発表
株式会社エス・エヌ・ケイは4月2日に大阪地裁に民事再生手続きの開始を申請した。申請時の負債総額は約380億円。
SNKは、'78年に株式会社新日本企画として設立。'86年に現在の商号に変更した。「NEO-GEO」や携帯型ゲーム機「ネオジオポケットカラー」といったゲームハードを開発、販売する一方、「餓狼伝説」や「サムライスピリッツ」、「ザ・キング・オブ・ファイターズ」といった格闘ゲームの名作を開発していた。
'95年9月期には491億770万円の売上高を計上していたが、ハードウェアの不振などから2000年3月期には304億8,300万円まで落ち込んだ。また'99年3月にオープンした「ネオジオワールド・東京ベイサイド」などにおいても、先行開発費に伴う有利子負債が年商規模を越え、3月末日付けで閉店している。
2000年2月にはアルゼ株式会社が株式を取得し経営改善を進めていた。3月10日付で特定調停法に基づき債務免除要請を行なっていたが、今回自主再建を断念。民事再生手続きを申請した。
□エス・エヌ・ケイのホームページ
(4月2日現在このリリースは掲載されていない)
http://www.neogeo.co.jp/
□関連情報
【3月12日】アルゼ、SNKの特定債務などの調整に係わる。調停の申し立てに同意
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010312/aruze.htm
【3月19日】SNK、ネオジオワールド東京ベイサイド閉店
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010319/snk.htm
(2001年4月2日)
[Reported by 船津稔]
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