気になるイベントをチェック~よろずレポート~

 「東京ゲームショウ」といえば、最新ゲームの展示、ゲームグッズの先行販売などの華やかな催しが目白押しだが、もうひとつ忘れてはならないのが、メーカーの各ブースで行なわれる「イベント」や「プレゼンテーション」の数々。

 本日もさまざまなイベントなどが行なわれたが、今回はその中からいくつか目に付いたものをピックアップしてご紹介しよう。

■マイクロソフト
~女性ダンサーが空中回転する派手な演出! Xboxプレゼンテーション映像~

 マイクロソフトのXboxブースには、日本で初めて一般公開された新型ゲーム機Xbox本体およびソフト映像をひと目見ようと、大勢の人が列を成していた。

 プレイアブルな形で出展されたゲームこそ(コナミブースのXbox用ソフト「AIR FORCE DELTA II」を除き)なかったものの、テクモの「DEAD OR ALIVE 3」など、Xbox用ソフトやデモなどの映像が流されるたびにブース内は見物人であっという間に埋め尽くされる有様。
 DJの司会進行によるXboxプレゼンテーションでは、4人の女性ダンサーがセクシーな踊りを披露。最後にはワイヤーで吊るされた状態で空中回転するという派手な演出も加わり、カップルでしげしげと見つめる人、鼻の下を伸ばすおじさん、呆気に取られているお子様など、そのインパクトには絶大な効果があったように見受けられた。

プチ・サルティンバンコ状態で女性ダンサーが空中回転。アップで撮影することも考えたが、デジカメにつきファインダー内の被写体が周囲の人から丸見え。小心者の記者はあえなく断念

■カプコン
~対戦イベントを開催。「CAPCOM VS. SNK」トーナメントでは
優勝者に未発表の最新作「CAPCOM VS. SNK 2(仮)」をプレゼント!!~

 カプコンブースのイベントステージでは、PS2用ソフト「デビル メイ クライ」の映像出展や、PS用ソフト「ワンピースマンション」やGBA用ソフト「ロックマンエグゼ」のゲーム大会などを開催。

 5月発売予定のDC用ソフト「CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT 2000 PRO」を使った対戦イベントでは、トーナメント優勝者に未発表最新作「CAPCOM VS. SNK 2(仮)」がプレゼントされるというビッグサプライズもあった。
 表彰式に続いてスクリーンに映し出された開発中の画面に、来場者は食い入るような視線を投げかけていた。
 なお、トーナメント予選は午前中から行なわれるが、対戦で3人勝ち抜いた人から先着順で枠が埋まるため、出場を希望する人はカプコンブースまで早めに足を運んだほうがいいだろう。

出場枠は予選を勝ち抜いた人による先着順で埋まる。参加希望者はカプコンブースへ急げ!!

■コーエー
~PS2用ソフトのゲーム大会を開催
4月1日は「決戦II」や「ギタルマン」トークイベントも~

 コーエーブースでは、新作インフォメーションを中心に、PS2用ソフト「Ready 2 Rumble Boxing:Round2」、「ギタルマン ワン」のゲーム大会を1日1回づつ開催。
 「Ready 2 Rumble Boxing:Round2」は、マイケル・ジャクソンなどの著名人も登場する異色のボクシングゲーム。マイケル・ジャクソンがスクリーンに大写しになったときは、一部ギャラリーから“珍奇な生き物を発見したかのごとき”微妙な笑いが発生していたのが印象的(実は記者自身も笑いをこらえていた)。

 なお、4月1日は「ギタルマン ワン」のキャラクタデザインを担当した326(ミツル)氏や、「決戦II」のゲーム本編に出演する佐伯日菜子、野村恵里らによるトークショウなども行なわれる。

スクリーンに映し出されたマイケルジャクソンの勇姿。微妙な笑いがこみ上げてしまうのは何故!?

■ソニー・コンピュータエンタテインメント
~プロデューサーや開発者が自らPS2用最新作を紹介~

 ソニー・コンピュータエンタテインメントのブースでは、春から夏以降にかけて発売が予定されているPS2最新作からいくつかをピックアップし、DJブースにメーカーのプロデューサーや開発者を招いて解説が行なわれた。
 映像による内容紹介はもとより、ブース内にいた来場者から最新作に関する質問の受付なども行なわれていた。なお、「iモードもいっしょ~どこでもいっしょ追加ディスク」と「トロの休日」の紹介でDJブース内に「トロ」が登場したときは、女性来場者が多数ブースに詰め掛けていた。

「トロ」はどこにいっても人気者。愛嬌のあるしぐさに、ブース内の「トロ」に思わず手を振ってしまう女性の姿もチラホラ

■コンパイル
~恒例「ぷよ大会」や「ザナック」ゲーム大会
キャメロット高橋兄弟らによるゲーム業界著名人トークショーなどを開催~

 コンパイルブースでは、ファンには恒例行事となった「ぷよぷよ」昇段戦(第6回)や、30日にPS版での復活が発表された「ザナック」のスコアトライアル大会、キャメロット高橋兄弟を招いての「ゲーム業界著名人パネルディスカッション」などを開催。

 イベントステージの展開方向がホールの壁側を向いてしまっており、全体としてはやや人目につきにくいポジショニングでイベントを行なう格好になっていたが、それでもステージ前にはファンを中心とした多数の人が集まっていた。

■ハドソン
~浅草キッドのマシンガントーク炸裂! ゲームとアイドルイベントを矢継ぎ早に展開~

 ハドソンブースは、ゲーム好きで有名なお笑いコンビ「浅草キッド」を総合司会に、新作ゲーム情報とアイドルやお笑い系の芸能人をからめた矢継ぎ早のイベントステージを展開。

 PS2用ソフト「ブラッディロア3」、GBA用ソフト「ピノピィーの大冒険」、「桃太郎シリーズ」などのゲーム大会に、佐藤江梨子、ACE FILE、田中マコなどのアイドルがゲスト出演。オールドゲーマーには懐かしい高橋名人も登場して、イベントステージ前は常時盛り上がりを見せていた。
 なお、4月1日は奈良紗緒理、藤本綾、千葉紗子、岩科麻由子、女子プロレスラーの浜田文子、AKINOらも登場する予定。

ハドソンブースはゲームとアイドルイベントの連続。イベントが終わった直後も、次のイベントを待つ来場者がたむろしている状態が続き、イベントブース前は常に賑わっていた

■ナムコ
~大きなお友だちは小学生の弟や親戚を連れて行こう!?
キッズコーナーで「ミスタードリラー」、「風のクロノア」ショーを開催~

 ナムコは、小学生と保護者専用のイベントスペース「キッズコーナー」で、「ミスタードリラー」や「風のクロノア」のキャラクタを使ったショーを開催。

 着ぐるみの「ススムくん」たちの動きは愛嬌たっぷりで、イベントステージの前は大勢の子供たちで大賑わい。「ミスタードリラー穴掘り大作戦」など、ステージ上でクロノアやススムくんたちと一緒に遊んでいる子供たちの姿は笑顔でいっぱい。
 キッズコーナーのナムコブースは、GBA用「ミスタードリラー2」、「風のクロノア~夢見る帝国~」の試遊台を設置。
 また、クロノアの形を模した紙製ブーメランの無料配布も行なわれていた。

キッズコーナーでのみ行なわれた「ミスタードリラー」、「風のクロノア」のキャラクターショウ。次回は一般ブースでも是非!!


□「東京ゲームショウ2001春」のホームページ
http://www.cesa.or.jp/cesa/tgs/

(2001年3月31日)

[Reported by 北村孝和]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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