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システムソフト、「ティル・ナ・ノーグ <ダーナの末裔>」 |
4月下旬 発売予定
価格:8,800円
システムソフトは、1987年にPC9801向けに発売されたファンタジーRPG「ティル・ナ・ノーグ <ダーナの末裔>」のWindows移植版を4月下旬に発売する。対応OSはWindows 95/98/Me/2000で、価格は8,800円。
「ティル・ナ・ノーグ <ダーナの末裔>」は、ケルト神話をもとにしたファンタジーRPG。Windows版は、PC-9801版をベースに、グラフィックは総取っ替えを行ない(表示解像度は800×600ドット)、サウンドはFM音源からMIDI音源に強化し、さらにマウスインターフェイスにも対応する。
ティル・ナ・ノーグの魅力は、単純な同時進行型ルールを採用しながら戦術性の高い戦いが楽しめる戦闘シーンと、全体マップを含む、ゲーム全体を丸ごとリクリエイトできる「シナリオジェネレータ機能」にある。特に、シナリオジェネレータは、その実行にMSX版で半日、PC-8801版で約2時間、PC-9801版で30分から1時間ほどかかるにも関わらず、同作のファンはそれがゲームを始める前の儀式でもあるかのように、誰しも平然と実行し続けた魅惑の機能。Windows版では、当然のことながら一瞬でその処理が終了してしまうが、未見の世界で何度でも遊べるシナリオジェネレータ機能は、やっぱり魅力的だ。
同社では、早くも続編「ティル・ナ・ノーグ2」のリメイク版の開発にも着手したとのことで、今回発売されるティル・ナ・ノーグは、PC-9801版とシナリオ的にはまったく同じだが、反響の度合いによっては、続編2でPC-9801版にはなかった新しいアイテムや仲間たちの追加も検討したいとのこと。余談だが、システム的にはPC-9801版をそっくり移植したため、当時のパスワードがそのまま使用できるらしい。自分がかつて創造しかつ楽しんだ世界が、Windows版ではどうモニタ上に映し出されるのか、当時のファンは試してみるのもいいかもしれない。
【スクリーンショット】 | ||
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マウスに対応したため、操作は簡単。戦闘は全体命令もしくは個人命令、各人の移動は同時に行われる。敵の移動先の予測を間違えると、痛い目をみる |
(2001年3月14日)
[Reported by 中村聖司]
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