PCゲームファーストインプレッション
「タイピングおじゃる丸」ほか
NECインターチャネルがコンビニ向けのPCタイトル「PC HOME」ブランド4タイトルを4月10日より期間限定で発売する。PC HOMEは、基本的にインストール後はCD-ROMが不要で、動作環境も低めに抑えられているため、ノートPCでも手軽に遊べるのが特徴だ。それではさっそく4タイトルを一気に紹介していこう。
おじゃる丸といっしょにタイピングするでおじゃるよ
タイピングおじゃる丸
「タイピングおじゃる丸」は、NHKの人気TVアニメ「おじゃる丸」の登場キャラクタたちと一緒にタッチタイピングが学べるタイピングゲーム。パソコンに触れたことのない子供でも楽しめるように、ローマ字表でローマ字のお勉強から始められ、入力方式もローマ字入力とかな入力の両方に対応している。ゲーム内容は、基本、練習、復習、ローマ字表、ゲーム、ギャラリーからなっており、キャラクタたちがしきりにしゃべることを除けば、しっかりタッチタイピングが学べる堅実な学習ソフトといった体裁になっている。
おじゃる丸ファン向けのお楽しみ要素も含まれており、“小鬼”が出題する問題にミスせずにタイピングすれば「小鬼カード」が入手できる。カードはギャラリーにストックされ、全部集める楽しみがある。問題の難易度は、「かんたんな問題」「ちょっとむつかしい問題」の2種類から選択できるが、簡単な方は現行のタイピングゲームの水準からするとびっくりするぐらいに簡単なので、お父さんやお母さんは“ちょっとむつかしい”で遊んでちょうどいいぐらい。親子で楽しみたい小さなお子さま向けのタイピングゲームである。
価格:2,980円
対応OS:Windows 95/98/Me
【スクリーンショット】 |
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“ゲーム”モード。ステージ5は結構な長文が出題されるので手慣れた人でも楽しめる |
キーを押し間違えるとえんまさまに怒られる“練習”モード |
問題は「ばびぶべぼ」。“B”の位置さえ覚えれば簡単簡単 |
(C) 犬丸りん・NHK・NEP21 (C) FORTYFIVE 2001
単純だけどおもしろい。パズルの醍醐味てんこ盛り!
九龍城
これは大いにハマる。麻雀牌が画面いっぱいに散らばっているあたり、名作パズル「上海」を彷彿とさせるが「九龍城」はまったく別のゲーム。ゲームの内容は、サイコロに手足が生えた主人公キャラ「ダイスケくん」を操作して、麻雀牌の上に置かれている輝く宝石をすべて集めながらゴールを目指す、というもの。ただし、ダイスケくんが歩く麻雀牌は、踏むと落下する仕組みになっているので、後戻りは不可能というルール。要するに、フロアに散らばる宝石とゴールを一筆書きで突き進むだけのゲームなのだが、これが抜群におもしろい。ダイスケくんが麻雀牌の上をのたのた歩いていく愉快な姿と、一歩でも歩む先を間違えると即クリア不可能状態になるという、厳しすぎるルール設定とのギャップがおもしろい。連プレイ必至である。
フロアの床には麻雀牌のみならず、ワープする床や天井までせり上がってくる床、宝石をすべて取ると歩けるようになる床などがあって、かなり奥が深い。パズルは全部で90+α面用意されていることだが、10数面ですでに詰まり気味なぐらい難易度が高いので、じっくり長期間遊べそうな感じだ。万人にお勧めできる痛快パズルゲームといえる。
価格:1,980円
対応OS:Windows 95/98/Me
【スクリーンショット】 |
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最後の宝石を拾うとリーチとなり、ゴールに進むとクリアとなる。が、ここで詰んじゃうことが意外と多かったりする |
クリアするとダイスケくんが飛び回る。そして次のフロアへ |
詰んでしまった状態。むむむむ? |
(C) 2001. MEDIA RINGS CORPORATION (C)2001 SENDO&SUBROUTINE
16匹も同時に飼えてしまえるハムスター育成SLG
ハムハムハムスターズ
3月7日版の「本日到着! DEMO & PATCH」で取り上げたDEMOの製品版。「ハムハムハムスターズ」は、'99年に発売済みのタイトルだが、今回は「5万本突破記念」ということで1,980円という低価格で提供される。フルスクリーン表示ができない、視点が変えられないなど、不満な点もいくつかあるが、この価格は魅力的だ。
本作には、育成SLGにありがちな“お金”の概念がないため、いきなり16匹飼ったり、“ごはん”も好きなだけ与えられるし、豪華な3階建てのケージ(カゴ)にすることもできる。ただ、要領も掴まないうちに手を広げすぎても、大変なだけなので、最初はひとつのケージで2匹飼うのがいいだろう。
オスとメスを同じケージで飼うと赤ちゃんハムスターが生まれることがある。このハムスターは、通常お店では買えない“ヒョウ柄”や“ハートマーク柄”をした珍種の場合もあるようで、どの品種を掛け合わせると何品種のハムスターが生まれるのかというのを、いろいろ研究してみるのもおもしろそうだ。張り切ってごはんを与えまくったり、たびたびおもちゃを買い与えても、ハムスターは思いっきり無視するので、常時デスクトップの隅に置いておいて、時々目をかけてあげるぐらいがちょうど良さそうな感じである。
価格:2,980円
対応OS:Windows 95/98/Me
【スクリーンショット】 |
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まずはショップでハムスターやおやつ、備品などを購入し、設置していくところから始まる |
2匹のハムスターをケージに入れ、備品を設置してみたところ。あらかじめケージは8つ用意されている |
何が可愛いって、ふたりでじゃれ合っているところが最高に可愛いのだ |
(C) 1999 Hi, NEC INTERCHANNEL All rights reserved.
大金のかかったビッグバスを釣り上げろ!
バサーズレイク
「バサーズレイク」も元は'99年に発売された同名タイトルの廉価版である。こちらもフルスクリーン表示ができない、グラフィックスが地味など、作りの古さは否めない印象だ。ゲームの目的は、手持ちのルアーを用いてバスを釣り上げること。バスの中には賞金のかかったものが存在し、獲得した懸賞金でより効果的なルアーを購入していくわけである。ゲーム中、各種トーナメント大会が開催され、並み居るバスプロたちを押しのけて見事入賞を果たすと新たな湖でバス釣りができるようになる。
湖では、フィッシングボートを操作して、ポイントを自由に設定できる。ポイント設定後は、ロッドを振るい、ルアーをクイクイ引きながら、食いつくのを待つ。バスが食いついたらリールを回し、一気に手元まで引き寄せるという案配。1,980円という低価格なので、忙しいバス釣りファンは、これでバス釣りの雰囲気を楽しむのも悪くないだろう。
価格:1,980円
対応OS:Windows 95/98/Me
【スクリーンショット】 |
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ルアー一覧。ルアーは全部で80種類用意されている |
145,000ものポイントが獲得できる超大物バス |
100円ライターもルアーにできる。もちろん結果は最悪 |
(C) 1999 STARFISH INC.
□NECインターチャネルのホームページ
http://www.neic.co.jp/
(2001年3月7日)
[Reported by 中村聖司]
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