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SCEI、ナムコ、セガ、全国を光ケーブルで直結 |
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(写真左から) セガ、SCEI、ナムコが握手! こんな日がこようとは…… |
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCEI) は株式会社ナムコ、株式会社セガと共同で、両社のアミューズメント施設、およびSCEIと契約を結んだゲーム販売店舗などを光ケーブルで直結。プレイステーション 2のグラフィックスチップを機能強化した端末を通じてコンテンツを配信する。サービスの開始は2001年末からを予定しており、2002年には全国展開するとしている。
久夛良木健SCEI代表取締役社長は「ブロードバンドの勢いはスゴイ。以前は10M、100Mでなにを配信するのかと言った議論もあったが、そのすばらしさをぜひとも体験して欲しい」とし、「日本中の拠点に光ファイバを設置し、2年から3年後の未来の姿をみんなに見せたい」と語った。
今回導入される端末はプレイステーション 2の技術を応用した端末で、メインメモリを128MB、混載メモリを16MBにそれぞれ強化。HDDは80GBで、画像出力に関してはSXGA相当、HDTVに出力できるまで機能アップされている。また、双方向コンテンツを投入するため、高解像度のCCDカメラも搭載する。ネットワークは100MbpsのEther。Emotion Engineは現状のままだが、Graphics Synthesizingは新チップを搭載し、チップサイズも相当大きくなっているという。
これらの店舗が設置されるのは前述の通りセガやナムコのアミューズメント施設だが、SCEIと契約したソフト販売店などでは“ブロードバンドコーナー”や“ブロードバンドカフェ”といったコーナーを設置予定。ゲームのビデオをサーバーからダウンロードし配信したり、ゲームを楽しめたり、場合によってはeコマースも考えられるとしている。
今回の発表に対して発表会に出席したナムコの石川祝男常務取締役は「どの店舗に設置するかは決定していない。コンテンツ内容は実験的に配信していく。ネットワークゲームは別に開発中」と発言。またセガの香山哲共同最高執行責任者は「セガはすでに“net@TERMINAL”で実績があるので、セガの開発グループとSCEIとで話をしている。配信するコンテンツはゲームだけではなくビデオなども考えている。端末を見てどういった面白い使い方ができるか考えていきたい」とコメントした。
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機能強化された新型機のイメージ。ハードディスクや混載メモリが強化されているだけでなく、一世代バージョンアップしたグラフィックチップを搭載している | 日本中の拠点に端末を設置し、2年から3年先の未来を見せたいとしている |
(2001年2月21日)
[Reported by 船津稔]
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