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豪華な俳優が勢揃い、サイコホラーアドベンチャー「es」 |
豪華な俳優陣 |
価格:6,800円
ゲームの解説を行なった高島健一氏と今野文樹氏 |
「es」は実写ベースのアドベンチャーゲーム。プレーヤーは連続殺人事件の被害者と思われ行方不明となっている「橘由美」を救出するため、事件に深く関わっている日下部警部 (三上博史) の記憶に“ダイブ”する。はじめは曖昧な記憶の中から (ゲーム画面もぼやけている) 、思い出すきっかけとなる断片を探し出し、記憶の糸をたぐり寄せていく。1つ1つのキーを探し出すたびに点が線となり、ストーリーが進行していくシステム。ストーリーが進展するたびにふんだんに実写シーンが挿入される。ストーリー自体はほぼ実写ムービーで進行していく。
また、全ての記憶を思い出せるわけではなく、記憶の中には“思い出したくない記憶”も存在する。これらはプロテクトされており、プロテクトをはずしてストーリーを進展させていくこととなる。
基本的にアドベンチャーゲームだが、コマンドなどは一切画面上に登場しない。例えば机の上のビデオテープを調べたければ、普段、我々が見るようにビデオテープを画面の中央に持ってくれば、調べられるものであれば自然にクローズアップされ、選択すれば実写などが流れ始める。
また、画面内に登場する人物を選択すると、画面内にいくつかのキーワードとなる言葉が表示される。これらのキーワードを選択し実写が流されるとそのキーワードは画面上から消え、新たなるキーワードが現われる。こうして謎をドンドン解いていくこととなる。
ゲームは早い人で10時間程度かかるとしている。ゲームをクリアすると12分程度の特別なムービーが流れるという。
このゲームの大きな魅力のひとつは、その豪華な出演陣にあると言っても過言ではないだろう。発表会にも出席した三上博史氏、釈由美子さん、三村マサカズ氏、伊藤裕子さん、細川茂樹氏などのほか、酒井若菜さん、モト冬樹氏、岩城滉一氏、伊集院光氏など錚々たる顔ぶれとなっている。
三上博史氏は「ゲームと聞いて、表現者として何ができるのかと考えてみた。それぞれの場面、場面で違う演技をしてパラレルに展開することでユーザーを混乱させることができるかも……と考えて引き受けたが、実際はテレビの撮影などとあまり変わらなかった」とコメント。ゲームならではの苦労としては「映画の撮影などでは次のシーンとの繋がりを考えて演技を構成していくが、ゲームではシーンごとに繋がりがないため、それぞれを完結させなければならない。どこを見られても面白くしなければならなかった」と語った。
釈由美子さんは「本格的な演技は初めてで緊張しました。役柄がほとんど笑わない役でしたので、監督さんから時々『釈由美子に戻ってるよ』と注意されました」と撮影に関する苦労話を語った。このゲームをプレイしたいですかという問いには「やりたいです。でも、クリアまで3カ月以上かかりそう」とコメント。また、伊藤裕子さんは「私もゲームになるんだぁ。すごぉい」と語り笑いを誘っていた。
たくさんの人に届けるため (他のプラットフォームも) 検討していくとセガの香山哲氏 |
警部を演じる三上博史氏。思ったより気さくな雰囲気 | 「本格的な演技は初めてでした」という釈由美子さん | 「なぜ僕が選ばれたのか?」と笑いを取っていた“さまぁ~ず”の三村マサカズ氏 |
「ゲームは得意ではないけどやってみたい」とコメントした伊藤裕子さん | 重要な役回りらしくあまり話してもらえなかった細川茂樹氏 | ゲーム内でもアナウンサー役として登場し、発表会の司会も務めた萩野志保子アナウンサー |
【スクリーンショット】 | ||
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□テレビ朝日のホームページ
http://www.tv-asahi.co.jp/
□セガのホームページ
http://www.sega.co.jp/
(2001年1月25日)
[Reported by 船津稔]
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