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デジタルエンタテインメントアカデミー、生徒作品を発表 |
入場無料
展示されているゲーム作品はプレイが可能。製作者が近くにいたら感想を伝えてあげると良いかも |
「制作発表会」は、卒業年次生によるチーム作品や、各コースの1、2年生らによる「ゲーム」、「ツール」、「グラフィック」、「原画」、「音楽」などの作品が、各会場個別に展示されている。会場となる教室では、生徒のオリジナルゲーム作品を実際にプレイしたり、原画やゲームの企画案を閲覧することができる。
全部で20以上の作品が展示されているゲーム中でも特に注目されるのは、チーム「overpay80」制作による「RealRacerIX(リアルレーサーナイン)」だろう。
3種類のコントローラーだけでも「出オチ」としては十分だが、実はゲーム開始直後にも「オチ」が用意されている。デモ画面ではレースカーの走行シーンが映し出されているにも関わらず、車を選択した直後に走り出すのは、なんと「レースクィーン」。
制作チームと同級生らの収録によるSE効果と、「マラカス」や「釣り」といったコントローラーで一生懸命プレイする人の姿は、展示場内に一種独特の雰囲気を作り出していた。
なお、チーム制作による作品は「RealRacerIX」以外にも、TCP/IPを使った4人同時の通信対戦が可能な「Alive One」や、昨年度CESAアマチュアゲーム大賞優秀賞を獲得した「Cross Gate」などが展示されている。
コントローラー3種揃い踏み。なんともカオスな雰囲気だが、気圧されず実際にプレイしてみるべし | マラカスをシャカシャカ振ったりポーズを取ったり……とてもレースゲームをやっているように見えない。楽しいけど | 実はPS版「RealRacerIX」も横で展示されている。こちらもレースクィーンが走るのはDC版同様 |
展示内容はゲームのほか「制作ツール」、「グラフィック」、「サウンド」など多岐にわたる。ディスプレイの小道具などにも生徒各々が独自の工夫を凝らしており、すべての展示物からクリエイターとしての主張がヒシヒシと伝わってくる |
(2001年1月25日)
[Reported by 北村孝和]
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