CSK・セガグループ新春講演会開催
「若い連中3人を柱に新しい試みを始める!」

1月22日 開催



 CSK・セガグループは1月22日、高輪プリンスホテルにて新春講演会を開催した。野村総研上席エコノミスト・上草一秀氏、東京大学医科研究所ヒトゲノム解析センター長・中村祐輔氏の講演の後、株式会社CSK会長・福島吉治氏のあいさつがあり、「皆さんにご心配をおかけしておりますが、セガはこれから変わります。ゲーム開発を中心としたコンテンツこそセガの強みです。これを活かして近々、若い連中3人を柱に、新しい試みを始めます。これは皆さんにも具体的な内容をお伝えできると思います」とコメント。近日中に大きな動きがあることを匂わせた。

 残念ながら欠席となった大川代表からは書面で、「CSK・セガグループの未来を大きな枠で考えると、最も重要となるのがセガです。日本においてはPCよりも“iモード”などの携帯電話が爆発的に普及しています。さらに今年の春からは、次世代携帯電話のサービスがスタートします。セガは、ここに様々なコンテンツとAPIを提供し、モバイルとPC、ゲーム機などの様々な機器を、ネットワークで結んでいく予定です。すでに国内外で交渉を進めていますので、近日中にみなさんにもお知らせする事ができるでしょう」とサービスプロバイダーとしてのセガをアピール。

 さらに「私は少なくとも、日本で3~5年、世界的には10年位の間、モバイルが中心になっていくと考えています。CSKとセガの共同プロジェクトもスタートし、セガのコンテンツと、CSKの技術で、どの規格でも対応できる準備が整っています」と、サービスプロバイダーとしてのセガ、そしてモバイル機器を中心としたネットワークへの注力が語られている。

 また、DreamcastのアーキテクチャーをPC、携帯電話、家電、セットトップボックスなどへ提供する計画にも触れ、「すでに、世界中の様々な会社から強いアプローチを受けており、具体的なロイヤリティーなども含めた検討に入っているところです」としている。

 会場にはこの冬発売された「ファンタシースターオンライン」をはじめとしたDreamcastの新作群が並んでいた(20日に公開された「シェンムーII」のムービーも短時間だが流れた)なか、Dreamcast用カラオケアダプターが参考出品ながら出展されていた。Dreamcastのモデム機能を活かし、ISAOネットワークを使った曲の配信や、エコーや採点機能など、通信カラオケ機器としての機能は十分。ドリームアイを接続すれば、ライブ映像も取り込める。さらに、「セガカラ」と同タイミングで新曲が配信になるなど、かなり力の入った製品となっている。具体的な発売スケジュールは未定。

□セガのホームページ
http://www.sega.co.jp/

(2001年1月22日)

[Reported by 佐伯憲司]

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