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価格:5,500円
CEROレーティング:A(全年齢対象)
「A列車で行こうDS」は、鉄道会社経営シミュレーション「A列車で行こう」シリーズの最新作。プレーヤーは、鉄道会社のオーナーとなり、街にレールを敷いて列車を走らせ、街とともに会社を育てていくほか、企業として、鉄道事業のほかにも道路事業や子会社経営による沿線開発なども行なえる。またシリーズを新たに始める人でも安心してプレイできるよう、路線の拡張や経営のアドバイスを得ることもできる。 シナリオには、都市の抱えるさまざまなテーマを織り込んだシナリオが用意されており、クリア目標には株式公開や総資産など多数の条件が存在する。またシナリオをクリアしていくことで、好きな形のマップを作成できる「フリーモード」が使えるようになり、このモードでは、陸地や海などの割合を決めるだけで、自動でマップを生成してくれる機能を搭載している。
開発ディレクターは「A列車で行こう4 レボリューション」を手掛けた飯塚正樹氏が担当しており、同氏は「今作では、15年ぶりにA列車のディレクターを努めました。携帯ゲーム機で初となる『A列車で行こうDS』は、シリーズ最高のゲームボリュームを目指して作り込まれています。自分やスタッフのアイデアに加え、ネットを巡ってA列車シリーズに対する要望を広く集めて検討し、DSのA列車としてベストと言える答えを作り上げたと自負しております。DSにより生まれ変わってパワーアップしたA列車にご期待ください」とコメントしている。
鉄道会社として必要な列車の運行スケジュールの設定は、プレーヤーが自由に行なうことができ、たとえば発車時刻を指定することはもちろん、別の列車の到着を待ってから発車させるような設定も可能。運行する曜日や時間帯も指定できるほか、ラッシュ時だけの通勤快速や休日だけ運行する臨時列車も設定することができる。 また、企業としてテレビコマーシャルをうち利用客を呼び込んだり、特別ボーナスを支給して社員のやる気を上げたりできるほか、新しい車両を開発し、都市開発と自社の収益を上げるための事業プランの設定も行なえる。たとえば、「急行列車を編成したいからもっと速い車両が欲しい」といった場合は、速度の速い車両を開発し、積載量の多い通勤列車が欲しければ、同様に新車両を開発を行ない、乗客を円滑に運んでいくことも必要となる。また、新規車両は、プレーヤーの好みで車体のカラーリングを変更することもできる。
会社の運営のための大事な資金調達では、銀行からの融資を受け事業のさらなる拡大を狙い、経営を加速させることができるほか、会社の資金を銀行に預け、金利に応じた利息を受け取るといったことがある。また株式の売買を行ない、値上がり益を狙ったり、業績の良い会社からの配当金を得たりと、株式で資産運用を行なうことも可能となっている。さらに株の中には株主優待として列車の運行費が安くなったり、バスやトラックの購入価格が割り引かれるなどの役立つ銘柄も存在する。 また利益を追求する部分では、駅前などの沿線開発で道路を広げ、バスやトラックを運行させて細かいサービスを行き渡らせることができるほか、基幹事業である鉄道の利用客を増やすために、遊園地やデパートといった子会社を建てて経営することもできる。 資産価値の上がった子会社は、経営を維持し継続的な利益をえることもできれば、転売し巨大な資金を手に入れるといったこともできるようになっている。
そのほかにも自社が持つ土地は安く売り渡すことで、産業誘致を行なうことができ街の発展へ役立てることができるほか、「住宅地」や「商業地」などを指定し、値上がりしたら転売する「土地転がし」を行ない資金調達を行なうといった経営も可能だ。
経営以外の要素では、列車やバスに乗って自由に街を散策できる「3Dカメラモード」を搭載。四季や天気の変化なども織り込んだ街の景色をいろいろなカメラアングルを楽しめる。また、一定間隔で自動的にアングルが切り替わる「オートモード」も搭載されており、街並みを自由に堪能することもできる。
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□アートディンクのホームページ (2009年3月11日) [Reported by 鬼頭世浪]
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