|
価格:8,980円
このプロモーションムービーは、本作のために新たに制作したもので、オープニングムービーと同じく、フル3Dグラフィックスで描かれたパワーローダーなどの兵器で戦う姿が生き生きと描かれている。
また、「パワードール」シリーズの初代から音楽を担当している齋藤博人氏のコメントもいただいたので紹介する。
■ 齋藤博人氏のコメント
齋藤氏: はい、この曲はムービー用に書いた新曲です。ゲームのリメイク版にあたって、新たにムービーをつけるということなので過去曲を使ってどうこうするよりも、いっそのこと新曲にしようと思いました。 Q. どんなイメージで作成されたとか、こだわった点とか苦労した点、ここを聴いて欲しい!など自由にお聞かせ下さい。 齋藤氏: ムービー製作の方が絵と音のシンクロにこだわりを持っているとのことで、まず音を先に欲しいと言われました。なので僕はその逆に、動画がつけられることをイメージして、テンポ感があり、約90秒の間にもなるべく色々な変化があるような曲を心がけました。 Q. オリジナル98版の楽曲もフルアレンジとのことですが、それについてもどのようなことを意識されましたか? 齋藤氏: 実はゲーム専用にアレンジをしたわけではなく、別に「POWER DoLLS」のアレンジアルバムを自主レーベル製作しておりまして、それが今回の「POWER DoLLS」のリメイク版である「POWER DoLLS 1」と良いタイミングでシンクロすることになりました。ですからゲームで流れる曲は全て自主レーベルで製作したアレンジ・アルバムからの楽曲となります。とはいえ一応、ループさせたりアレンジ上曲の主張が強い部分を押さえたりと、ゲーム中繰り返し幾度も聴くことを考えた調整はしてありますが、単にゲームBGMというだけではなく1つの音楽作品としても聴いてもらえるかと思います。 Q. 今回特典として、NECアベニューから発売された音楽CDの復刻版が付くそうですが、当時の思い出、この曲にはこだわったとか、苦労したとか、楽しかったとかありましたらお聞かせ下さい。 齋藤氏: 「POWER DoLLS」のCD製作を通じて、初めて商業スタジオでレコーディングを体験しました。それまでのように1人で機材とパソコンの前で作っているのとは勝手が違い、スタジオではエンジニアとの共同作業になるので、自分の頭では理解できている音のイメージをどのように具体的にほかの人に伝えるか、その辺がすごく難しかったです。 Q. 齋藤博人さんご自身のレーベルで発売されるCDについてもご紹介下さい。 齋藤氏: 約1年前から「POWER DoLLS」のアルバムを作ろうと考えていました。過去に自分が出したアルバムのアレンジなので、今回は作るにあたってゲスト・アレンジャーを招いて新しい風を取り入れることにしました。ゲストアレンジャーには日頃からよくお付き合いのあるSuperSweepさんより細江慎治さん、佐宗綾子さん、安井洋介さん。続いて以前から交流のあるフリー作家のなかやまらいでんさんと矢野雅士さん。そして最後は、おとなり韓国で活躍するゲーム音楽作家のESTiさんの計6人の豪華メンバーです。 こうして再び「POWER DoLLS」の音楽は15年経った今、新しいサウンドで甦ります。7人のメンバーが送り出す個性豊かなサウンドを皆様に十分に感じて頂ければと思います! そしてまた、アレンジCDだけでなく「POWER DoLLS」ファンの方に喜んでいただけるような特典も付いてきますので、ぜひ発売をお楽しみにして下さい。サントラに関わる情報は僕のblogでもお知らせしていきます。 Q. 15年も続く「POWER DoLLS」シリーズですが、シリーズ全体を通しての思い出とかありましたらお聞かせ下さい。 齋藤氏: できの良い作品というのは世の中に数多くあるでしょうが、更に記憶に残るものとなるとその数はだいぶ限られてくると思います。「POWER DoLLS」というタイトルにこれまでずっと関わってこれた事を心から感謝します。 Q. ファンの方へひとこと御願いします。
齋藤氏: 15年の長きにわたってお付き合い頂き本当にありがとうございます。これからもその縁が続くよう、良い作品を提供していきたいと思います。
□工画堂スタジオのホームページ (2009年3月6日) [Reported by 滝沢修]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c)2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|