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3月18日~31日 クローズドβテスト実施予定
3月18日よりクローズドβテスト(CBT)が開始される予定で、3月9日までテスターを募集中。今回はそのCBTに先駆けて体験プレイができた。世界各国でプレイされ、高い人気を集める「R2」の魅力を紹介していきたい。
■ 殺伐とした世界を仲間と生き抜く快感が味わえる! 「R2」はファンタジー世界を舞台にしたMMORPGだ。神々の戦いにより荒廃し、統治者が消え、いくつもの国が興っては滅ぶ戦乱の時代。そんな混沌とした時代を生き抜き、共に戦う仲間を見つけだし、次の統治者を目指して争う大規模な攻城戦や、特定エリアを取り合うスポット戦で勝利を目指すゲームだ。日本史でいうところの戦国時代のような群雄割拠の時代といえばわかりやすいだろうか? プレーヤーは足軽から始め、仲間を集め武将を目指し、大陸の領地を巡って他プレーヤーと戦うのだ。 そんな世界観のため、街など一部の安全地域を除くほぼすべてのエリアでプレーヤー同士の戦闘が可能になっている。しかも、倒された場合はランダムで所持アイテムをドロップしてしまうことがあるので、常に緊張感を伴ってプレイする必要があるだろう。 世界観の説明だけをすると、あらゆるところで戦闘だかケンカだかわからない小競り合いが行なわれているだけの、殺伐としたゲームを想像してしまうかもしれないが、「R2」の楽しみは実は別のところにある。それはプレーヤーが作ることができる集団、ギルドに入隊してのプレイだ。
ギルドシステムは、他のMMORPGでもすっかりお馴染みとなっているが、「R2」ではギルドでのプレイに重点が置かれており、ギルドに入ると、プレーヤーがどんなに末端のギルドメンバーであっても自分の役割が生まれるようになっている。これによりプレーヤーに責任感ややりがいが生まれ、プレイを続けることでギルドメンバー同士の連帯感も高まり、プレイすることが楽しくなっていくのだ。実際にどんな役割が与えられるのかというのは後述するが、仲間と共に大きな何かを成し遂げた時の一体感というのは、1度体験するとクセになる。
■ シンプルなゲームシステムにリアルさを演出するインターフェイスが斬新! プレーヤーが選べるクラスは、ナイト、レンジャー、エルフの全3種類(現在、韓国では別のクラスも拡張されている)。種族分けがなく、昨今のMMORPGにしてはシンプルな作りとなっている。それぞれのクラスについて簡単に説明しよう。 ・ナイト
もうひとつ特筆すべきは、「R2」ではナイト以外のクラスではギルドを作れないということだ。これはこの世界ではナイトの地位が高く支配階級と設定されているためで、ギルドを作りたいと考えているプレーヤーはナイトを選択する必要がある。
・レンジャー
・エルフ
そんな親切設計な操作方法にもかかわらず、パーティーを組んだ時には熟練のMMORPGプレーヤーでも、何か違和感を覚えることになる。それはパーティーを組んだ際に仲間の名前とクラス以外の大切な情報、HPやMPを示す情報が表示されないのだ。 これは「R2」の大きな特徴のひとつで、実際に人を見るだけでは中身はわからないだろう、というリアルさを追求した仕様で、仲間のピンチをインターフェイスで確認できない。このため回復魔法が必要な時などは、チャットやエモーションなどを利用して仲間に伝える必要がある。 この仕様はプレーヤーによって賛否両論あるとは思うが、単純作業になってしまいそうな狩りにも常に緊張感が持てるし、最初は慣れない“回復してくれ”コールに戸惑いながらのプレイでも、仲間との連携が熟練してくれば、そのうち阿吽の呼吸で回復魔法が飛んでくるようになるかと思うと、プレイし甲斐のある非常にユニークな仕様だ。
これはパーティーメンバー以外でも同様。普段のプレイでは他のプレーヤーのステータスは一切見られないようになっている。相手本人に情報を教えてもらわない限り、どれくらいの強さを持つキャラクターなのかは、見た目と動きで判断するしかないのだ。
■ ゲームに決まった派閥や国家はなし! 信じる仲間と作ったギルドで大陸制覇を目指せ!
ここで「R2」のギルドシステムを紹介しよう。先ほども少し触れたが、プレーヤーはギルドに入るとその時点で役割を与えられる。それが「ギルドツリーシステム」と呼ばれるもので、そのギルドに属しているプレーヤーは全員がギルドツリーに組み込まれ、それぞれのプレーヤーが存在しているだけでギルドスキルと呼ばれる補助スキルがギルドメンバー全員に影響を及ぼすのだ。ギルドスキルの内容は、「最大HP+10」、「攻撃力+1」、「守備力+1」など有益なものばかり。しかも、それらのギルドスキルは一定の条件を満たすことで強化できるようだ。 このシステムは各プレーヤーに責任感が生まれるだけではなく、ギルドを大きくする目的になる面白いシステムだ。しかし、ただメンバーを増やせばいいというものではない。ツリー形式で自分の上についているギルドメンバーがギルドを抜けてしまうと、それ以降のツリーにつながっていたメンバーのスキルが一定期間使えなくなってしまうのだ。そのシステムを利用して、本場韓国ではスパイ作戦が展開されたこともあるらしく、仲間選びは慎重に進める必要があるようだ。それだけに集まった仲間たちの連帯感は強く、他のゲームでは築けないような強固な信頼関係も生まれてくるだろう。
もうひとつ面白いシステムが、ギルドマスターからの「報酬システム」。これはギルドメンバーが普段の狩りをしているときから、ギルドに5%の経験値を奉納するようになっていて、ギルドマスターはそれで溜まった経験値をレアアイテムに変えてギルドメンバーに配布できる。攻城戦などの大規模戦闘で活躍したプレーヤーにあげたり、強力なアイテムをみんなで協力してメンバー分揃えるなど、ご褒美やギルドの目標に設定して使えそうだ。
■ 大規模攻城戦、スポット戦でギルドの力を発揮せよ!
攻城戦のような多人数の戦闘は、所属人数が多いギルドのお祭りのようになりがちだが、「R2」では所属人数が少ないギルドのために、フィールドの各所に占領可能なスポットが用意されている。城ほど大規模なものではないが、小規模なギルドでもスポットの獲得を目指せるので、ギルドの実力に合わせて楽しめるのが嬉しい。今回の体験プレイでは大規模戦闘は体験できなかったが、戦いの舞台となる城やフィールドを見られたので、多数のプレーヤーが戦闘をしているシーンを想像していただけたらと思う。
■ 今だから新しい!? 装備も譲渡も強化も自由なアイテム 「R2」では、最近のMMORPGに多いアイテム制限(装備可能レベルや譲渡不可など)は一切ない。レベル1のキャラクターが高レベルキャラクターから強力な武器を借りれば、そのまま装備可能だ。これによりプレーヤーの友人や知り合いに「R2」を薦めた時、レベルが離れていても、自分の装備を貸したり、アイテムをあげたりと手助けしてレベルを早く上げられる。ただし先述した通り、対人戦で倒れてしまうとアイテムをドロップしてしまう可能性があるので、貸したアイテムを第三者に取られてしまう可能性もあることには注意しなければならない。
装備品に「+」表示がついていれば、武器強化注文書や防具強化注文書といったアイテムで装備品強化に挑戦できる。装備品は強化を重ねれば重ねるほど強くなるが、失敗して失う確率もあるので慎重に行ないたい。強化した装備品も自由に譲渡できるので、必要な仲間に譲ったり、他のプレーヤーに高値で売って活用しよう。
■ 信頼できる仲間と末永く遊べるゲーム
今回の体験プレイでは、この他にもモンスターに変身できる要素も体験できた。これは高レベルキャラクターが専用アイテムを使って、そのモンスターの特殊能力を戦闘などに活かすものらしいが、CBTでは特別に、ある場所で変身して遊べるようだ。興味のあるプレーヤーは探しだして体験してみてほしい。
体験プレイをする前までは、「R2」は殺伐とした対人戦がウリのゲームだと思っていた。しかし実際にプレイしてみると、対人戦がメインなのは間違いないが、そのために信頼できる仲間を探して一緒に楽しむゲームだという印象が強く残った。ギルドを強くすることが、結果的にプレーヤー自身を強くすることに直結するので、メンバー同士に強い連帯感が生まれ、ギルドも自然にレベルアップしていけるのだろうということは容易に想像できた。 他のMMORPGでもレイドなどで体験できたことではあるが、わかりやすくシステムに組み込まれているので、少人数でもそれが実感できると思う。「R2」を腰を据えてプレイして仲良くなったメンバーは、もしかしたらこの先、かけがえのない友人になるかもしれない。そんな可能性を感じるゲームだ。
「R2」は正式サービス以降、基本プレイ無料のアイテム課金制で運営される予定なので、長く遊べるゲームがプレイしたいと思っている方や、個人でプレイするゲームに飽きた方は、気軽にお試しからでも挑戦してみてはどうだろうか?
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□NHN Japanのホームページ (2009年3月2日) [Reported by 徳弘径]
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