料金：月額315円（サイト利用料、ポイント制）

　株式会社ドワンゴは、iモード用サイト「女帝・乱れ咲く華」を3月2日に開設。ドラマチックアドベンチャー「女帝」の第1話、第2話の配信を、サイト開設と同時に開始した。制作はゲームズアリーナ。料金は、サイト利用料として月額315円（ポイント制）。対応機種はFOMA 703i、901iシリーズ以降。なお会員のみ、第1話「第1章：火の国の女」が無料で提供される。

　「女帝」は、「夜王」（集英社）や「帝王」（小学館）などで知られる漫画家、倉科遼氏が原作を担当する漫画「女帝」を題材としたゲーム。東京の銀座や大阪のミナミといったネオン街を舞台に、夜の世界に生きる男と女の人間ドラマが描写される。

　主人公は、ごく普通の女子高生だった「立花彩香」。彼女が、夢と人生を踏みにじった男たちに復讐するために、金と権力を操るホステスの頂点「女帝」を目指してのし上がっていく波乱万丈な物語を体験できる。

　ゲームは、画面に表示されるいくつかのコマンドから、実行したいものを選択する形で進行。簡単な操作で、誰でも手軽に「女帝」の世界を堪能できる。さらに、「女帝」の肝となる「男たちとの駆け引き」や「女同士の戦い」が描かれる場面では、カットインによる演出が挿入される。

　また、ストーリーを進める際に選んだ選択肢によって物語の結末が変化する「マルチエンディング機能」を搭載。原作と同じ結末だけでなく、ゲームだけのオリジナルエンディングも見ることができる。

【アクセス方法】
・iMenu → メニューリスト → ゲーム → アドベンチャー/ノベル → 女帝・乱れ咲く華

【ストーリー】
物語のはじまりは火の国・熊本。 主人公・立花彩香は母子家庭に育つが明るく利発的な普通の女子高生だった。 しかし地元の権力者の息子であり初恋の相手でもある同級生・杉野謙一の裏切りにより、彼女の人生は大きく変わる。 時を同じくして母を失った彼女は、母と同じ水商売の世界へと向かう……。 金と権力を振りかざす人間たちに復讐を誓い、彼らと互角に戦うため“女”を武器に夜の世界でのし上ることを決意し、故郷・熊本を去るのである。 そして男の上に君臨する「女帝」となることを目指しネオン街へ身を投じるのであった。 ナンバーワンを競いあう女達。 政財界のトップを目指す権力者。 極道の世界で頂点をうかがう者。 それぞれの世界で最高峰に昇りつめようと野望が交差する

【登場人物】
立花彩香本作の主人公。高校を中退して水商売の世界に入り、やがては夜の銀座で「女帝」と呼ばれる存在にまで昇りつめる。母の亡き後、故郷・熊本を離れ、大阪でホステスを始めた彼女は、またたく間にミナミの高級クラブでナンバーワンの座を獲得する	立花麻理子彩香の母。熊本で小さなスナックを営みながら、女手ひとつで彩香を育ててきた気丈な女性。しかし杉野謙一の父、謙造の差し金で店を奪われ、失意のうちに病に倒れる。それまで彩香には「あなたの父親は亡くなった」と話してきたが、死の瞬間、その父親が実は生きているということを明かす	北條梨奈熊本きっての名家の娘。父親は保守系の大物政治家。プライドが高い為、許婚である謙一が自分の存在をよそに彩香に心を奪われる屈辱を味わい、激しい嫉妬と憎しみを抱く。以来、彩香をライバル視し、女帝への階段をのぼり詰めていく彼女と事あるごとに敵対する
藤本美奈大阪・ミナミ「CLUBエレガンス」のママ。伊達直人から彩香を紹介され、ホステスとして採用する。彩香のホステスとしての天分を見抜き、店の活性化のためナンバーワンの麗子と競わせる	麗子「CLUBエレガンス」のナンバーワンホステス。彩香を異様なほど敵対視し、自分の地位を脅かす彩香を潰しにかかる。彩香がホステスになって初のライバルとなる	美樹彩香の同僚。岡山出身。素朴な人柄で、彩香の生涯の友となる。「CLUBエレガンス」で彩香と出会い、のちに銀座に進出した彩香を追って上京する
伊達直人女性を夜の世界に沈める軟派系ヤクザの凄腕である一方、「日本の首領になる」という野望を持つ。大阪に出てきたばかりの彩香と出会い、互いに夢の実現を誓いあう存在となる	美濃村達吉派手な夜遊びで知られる関西屈指の実業家。気難しい性格で、通称「ミナミの妖怪」と呼ばれる	大沢謙吾ハードボイルド小説「野獣狩り」シリーズなど、ヒット作を連発する作家。大阪時代の彩香と知り合い、以来、公私にわたって彩香を支える存在になる

【コマンド選択方式】
物語の途中で表示されるいくつかのコマンドのうち、実行したいものを選択しながらゲームを進めていく

【マルチエンディング】
ストーリーでのプレーヤーの選択肢によってエンディングが変化。原作にはない結末も用意されている

【スクリーンショット】
クラブの煌びやかさやホステスたちの華やかさによって彩られる「大人の夜の世界」や、売れっ子ホステスや名家の令嬢などが「妬み」、「嫉妬」、「憎悪」によって繰り広げる壮絶なバトルを体験できる。また原作の魅力の1つである「彩香の魅惑シーン」も再現。「女帝」ならではの過激なシーンによって、夜のリアルな世界の魅力を感じられる

(C)倉科遼/和気一作/日本文芸社/ブックマーク ジャパン

□ドワンゴのホームページ
http://dwango.jp/
□ゲームズアリーナのホームページ
http://www.gamesarena.co.jp/
□「女帝・乱れ咲く華」のページ
http://contents.dwango.jp/ga/jotei/

(2009年3月2日)

[Reported by 中野信二]